「後からばれるというのは面倒だから、先に書いて対応策を考えてみよう」とは思ったのだけれど、私は親指シフト使いじゃないから妙案までは思いつかない……orz。
(過去:新親指シフトNICOLA配列「NICOLA-xR」。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:親指シフト(NICOLA)単独のJIS化を目指すためには、いったい何が必要なのか。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:メモ。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:『【情報処理装置用キーボード配列】意見陳述概要 Page - 1/x』 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「情報処理装置用キーボード配列」(JIS X)の検討開始……って、何の準備もしてねーよ(泣)。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:【4月1日終了直前】JIS X 4064について、2009年度改定に向けての公式レビューが開始されたようです。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「はかしとた くうい゛きな」は、「うしてけせ はときいん」(親指シフト)が【黒歴史化されるのを防ぐために】作られた。(2007年12月17日4:45:58追記訂正終了) - 雑記/えもじならべあそび)
飛鳥カナ配列に関しては、それそこ「私とRayさんではたぶん、細かなところで求めるものが違うんだな。」という風に割り切ることにして、個人的な考えを反映させた「かえであすか」を作った……のだけれど、私にとっての親指シフト(NICOLA)暦は「短い上にはるか昔」のことなので、親指シフトについて「対応策」を考えようとしても、なかなか思い切った案を出せないところがつらいですね……。
「NICOLAにとっての」現実性を求める案としては、今だ以下のような方法しか思いつかない状況(しかも、自分で考えたものが一つもないという微妙さ……orz)。
- JIS X 6002に対して「キーボードの例示」を追加して、スペースキーの分離位置を規制する。これらのうちどちらかに対応するものは「対応」で、そうでないのは「準拠」ということに。
- A案として、(ふるいOADGキーボードのように)スペースキーをGH直下の2キー幅以内に収める方法を記述する。
- B案として、(Buffaloのように)スペースキーの左端がGHキー間直下に来る方法を記述する。
……とはいえ、両案共にそれぞれ(特に、今では実在しない?キーボードA案が)反発を食らうと思うし、キーボードについてはそもそも富士通からキーボードB案準拠(よりもさらに親指シフト向きな配列)が出ているのだから、ハードウェア案については下手に触れないほうがいいのかも、と。
物理配列については、それこそ「論理配列のシェア変移にしたがって、勝手に需要は変化していく」ものだと思うから、それこそ「Buffaloスタイルのキーボードが売れれば、そういうものを真似する会社が増える」とか、そういうところに期待しておくあたりにとどめておくべきなのかも。
……で、物理配列を引っ張る側の論理配列については、
という形で様子を見るのが、現状としてできるぎりぎりの線なのかな……と。
「NICOLA-JR」と「NICOLA-AR」のスタイルを除いては「覚えやすさが劣化するだけ」なので、わざわざ覚えやすさが劣化するような「NICOLAともJISとも違う記号類異種配列」に対する要望はほとんどでないと思います。そうすると、「NICOLA-JR」と「NICOLA-AR」をはじめから規格に含めてしまって「JIS族風配列の分化をあらかじめ防ぐ」ほうがよいと考えます。
もっとも、「多種配列に対応する」エミュレータの助けなしに、どうやって「NICOLA-JR」と「NICOLA-AR」以外の配列を運用可能な状態にするか──JIS規格からはじくことにするはずの「NICOLA-J」と「NICOLA-F」と「NICOLA-A」をユーザー定義したり、Backspaceの差し替えやシフトキーの付け替えを行うなど──というところについては、この段階ではどうにも決まらないことになるので、そのあたりをどうするか……というところについては考えがまとまらずにいます。
なんと言うか、このあたりは「ひとり堂々巡り」っぽくなってしまうんですよね……。
- 現行ロマかなや現行JISカナに似せて「オプション設定の選択(一般的には両方式共にデフォルト運用が一般的)」の方法をとろうとすると、そもそもNIOCLAには「デフォルト運用の型を定義できるような統一性がない」という壁にぶち当たる。
- いっそのこと「同じNICOLAという名前を持つ、全く別の配列」だと割り切って、エミュレータに配列定義を読ませるようなスタイルをとるほうが、「一斉切り替えのできないIMEのオプションスイッチをぐちゃぐちゃと弄るよりも、配列定義の読み直しだけでいけるので、よほどスッキリと」解決できる。
……と、こういうあたりが気になって仕方がないわけです。
「NICOLAだけが自由に使えて、かつNICOLA以外は全く使えない」環境を望む方がいらっしゃるのかもしれない……ということも考えつつ、それを満たす方法があるのだろうか……と考えてみたりしたのですが、現実的な問題としては「既にそれが可能な時期は過ぎ去っている」のではないだろうか?と、そういう答えにしかたどり着けないように感じています。
#それをしようにも、既に「ワープロ専用機からの脱却が進みすぎた」という感じでしょうか。