(メモ)【気づく化】=【良い気づきの種】=「デザイン本」+「非常識な常識本」+「第一感本」+「速読本」+「マインドマップ本」+「見える化本」=【視点の変更】。

(過去:職場をうまく回す(?)ための、KISSの法則。)
(過去:(メモ)第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)を読了。)
(過去:(メモ)非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣を読了。)
(過去:(メモ)見える化-強い企業をつくる「見える」仕組みを読んでいます。)
(過去:【第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)】と【非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣】を読んでいて、わけがわからなくなってきた……orz。)
(過去:速読本メモ。)
(過去:誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)を読了。)
(過去:(メモ)就寝前の未了記録。)
(過去:「多様性が許容されるヒューマンマシンインターフェース」であるべき論理けん盤配列が「単一性が求められるインフラストラクチャ」だと誤解されている理由は、単純に「それが認知されていないから&インフラである物理けん盤に紐付けされているから」に他ならない……と思う。)
(過去:メモ。@2008年02月12日)
(過去:あなたが仮に、特定の入力法を習得することに失敗した(または、満足できなかった)とします。それは、あなたが悪いのでしょうか?)
(過去:無理なく続けられる年収10倍アップ手帳2008はなぜ使いづらいのか。)


 ……これは、くだらない流行廃りに関係なく、たぶん永遠に変わらずに使える技術だと思う。
 それは「人間が人間らしく生きる限り、絶対に変わることなく」真だと思う。


 「見える化」というのは、「見せよう」と思って掲示すると「押し付け」になってしまい、創発性を阻害する。
 そういうときには、「どう見てほしいか」という意思を言葉に変換して「視点の変更」を促してしまうのが確実。

  • その物事について熟知していること。
  • その物事をつかさどる人々にとって常用している概念と言葉*1に変換すること。
  • 「誤解される恐れがない」ように注意深く、かつ「徹底的にシンプルな」言葉を選び出すこと。

 この理屈に対して愚直に取り組んでいけば、「創発的な思考を誘発する、その場に最も最適な言葉」を抽出できる。


 こういう業務に名前をつけるとすれば……「ことえり技士」とか「ことえりの魔術師」とかいう風になるのだろうか。
 今後、必ずこの考え方は普及する。

必要な物事。

  • 作業(ルーチンワーク)をするための場所。
    • 作業空間は「ルーチンワークをしながら、五感経由の情報を【キーワードフィルタを通して】捕らえていく」場所でもある。五感が効かなくなって「何も得るところなくルーチンワークをする」状態にならないように、ムラとムリは徹底排除する必要がある。
  • 休憩をするための場所……これは「場所」の代わりに「道具(飲み物用のカップなど)」でも良い。気分転換用。
    • ここに「(誰にでも直感的に理解でき、説明を要しない)キーワード」と、掲示する。
      • キーワードには補足を添えても良いが、それは「キーワードを説明するためのもの」であってはならない。あくまでも「普段使っているキーワードが、その場所ではどう生かせるのか」という、イメージを伝えるための補足のみに限ること。
  • 仕事(作業を見直す機会)をするための場所。
    • 「作業」「休憩」「仕事」の三つをきちんと分別して用意し、その役割分担を明確にすること。
      • 「作業」を通じて得た感触を「休憩」で醸成してから「仕事」へと生かすようにしないと、「仕事」の時間に醸成(実質的な休憩)が食い込んできて、収拾が付かなくなるので。
        • 「休憩」は、寝ることで記憶の定着を促すというアレと同じ効果がある(短期間かつ即時的なので、睡眠とは役割が異なる)ので、特定の場所か特定のツールに紐付けて用意するほうが良い。

「休憩」はムダなのか。

  • トップダウンですべてうまくいく」という神話を信じているなら、不要。
    • ただし、この場合は往々にして「現場改善」という仕掛け自体が崩壊しがちなので、それがなくてもやっていける「経営のカリスマ」にしかお勧めできない。
  • ボトムアップで現場視点の発想を作り出す」には、たいていは必要。
    • ただし、「甘やかすための休憩」ならば、それは無意味なので、休憩時間分を詰めて「さっさと帰らせる」べきところ。
    • ボトムアップで現場視点の発想を引きずり出すには、「休憩の場で出てくる言葉」がとても重要。
      • その場の中で通じる休憩時の言葉は「その場の中では同じ概念として通じる言葉」に限られているので、そういう言葉の中から「必要な視点に合致する意味合いを持つ言葉」を選び出せば、自動的に「その場の誰にでも同じ意味合いで理解できる言葉」であることを保証してくれることになる*2
        • 適切な言葉を仕事に結びつけることができれば、そのキーワードは共通のキーワードイメージを伴っているので、結果として「仕事の中から注視するべき点を【自動的に目に飛び込んでくる】ようにしてくれる、優秀なイメージフィルタ」として作用する。
        • 人間の脳みそは、基本的にそういう「イメージ同士のパターンマッチング」(言葉同士のイメージマッチングではない点に要注意)を驚くほど得意とするので、「キーワード×キーワード」や「キーワード×イメージ」ではなくて、「イメージ×イメージ」でのパターンマッチングができるようなキーワードを選ぶことが、どうしても必要になる。

予備知識。

  • 言葉は、大きく分けて3つの分類ができる。
    • もともと使っていて、その場を共有する誰にとっても共通の認識(イメージ)を抱かせるもの。
    • もともと使っているが、その場を共有する誰にとっても共通の認識(イメージ)を抱かせないもの。
    • もともと使っておらず、その場を共有する誰にとっても共通の認識(イメージ)を抱かせないもの。
  • 認知については、大きく分けて3つの分類ができる。
  • 「ただの言葉」は左脳で処理されるので、口に出して説明することはできても、瞬時に大量の情報を抽出整理するには向かない。
  • 「ただのイメージ」は右脳で処理されるので、瞬時に大量の情報を抽出整理することはできても、口に出して説明することはできない。
  • 「言葉に紐付けされたイメージ」は右脳で処理されたあと容易に左脳でも再処理できるので、瞬時に大量の情報を抽出整理することはできて、なおかつ口に出して説明することもできる。
  • こういうものは、「努力・根性・精神論」でどーにかなるような代物ではない。
  • のーみその癖、日本語の癖、イメージの癖を掴んで「苦労せずに、人間自身が持つ能力を自然に引き出せる」仕掛けを構築しないといけないし、それができているところはすでにできている……ので、いまさらそれに対して、意識的にやらなきゃいけない&大して効果が出るわけでもない「努力・根性・精神論」で追いつき追い越そううとするのは、明らかにムリ&ムダ。
  • 「その場に共有されているイメージ」は「ほかの場で共有されているイメージ」と同一である保証はないので、【よそでやっていてうまくいく方法があったから、それをそのままコピーしてきた】というのでは、土台が違うのでムダ。よそを敵として見ているヒマがあったら、「戦うべき相手が、自分自身のことをよく理解していない、自分自身である」という視点に立つべき。それ以外に近道はない。

……で、冒頭の「過去へのリンク」を拾っていて気づいた。

エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

 ……これに対する「読了コメント」を書き忘れていたらしいorz。

*1:外から持ってきた言葉は絶対に使ってはならない。

*2:この、「特別の教育を必要としない」というところは、モロにデザインの領域。教育を受けなくとも理解できている言葉を利用すれば、教育コストもかからず意図の違いも生まれないので、最大限に「イメージの価値」を引き出すことができる。