kaede dvorak layout test

(関連:けん盤配列スレッドメモ。@2008年02月22日)
(過去:"OEA配列"と"親指シフト系配列"──けん盤配列スレッドメモ。)
(過去:スマイル・アクト・レイアウト(仮)。)
(過去:メモ。@2008年02月05日)


 元の配列をほとんど変えていないことになるので、「かえで化」というにはちょっと違う……のですが、けん盤配列を全面入れ替えしてまで「THD配列」を作るよりは、Dvorak配列を小改定して「Dvorak配列K版」を作るほうが、まだ現実的かなぁ……と思いまして、それを実際にやってみることに。
 左手ホーム段と左手上段以外は一切手を加えていないので、Dvorak経験者な方による評価打鍵によって、ほぼ正しくこの配列とDvorakオリジナルの差異についての評価が可能であろうと思われます。
 #評価結果でボロクソに言われるかもしれない……というところは気になりますが、実際にそういう評価を受けても仕方がないかも、という覚悟はしています。

’,U.Y
AOEIP

 その他の位置は、すべてDvorakオリジナルのままで。
 英字の単字頻度だけを見ると、左手ホーム段小指〜中指は「OAE」としたくなる……のだけれど、「O」は2回連続で使われる単語が妙に目に付く(=連接頻度的に問題がある)ので、たぶんその【連打時に小指が悲鳴を上げるとかいう影響で】「AOE」が採用されたんだろうなぁ……と、そんな想像をしてみたり。設計時は「機械式タイプライタ」に乗せていたはずで、このあたりは結構神経を使ったのかもしれません。
 ……AとOは「英文を打たないなら」交換するほうがいいかも。
 PとYの位置は逆にするかどうかで迷ったのだけれど、Pは全てに掛かる恐れがあるのに対して、Yは*1「Ye」*2「Yi」*3にはあまり掛からず、結局はPを同段ホーム段外に置くことにしました。

評価いただく場合の注意点。

 たぶん、「よい・悪い」で評価するよりも、もっと主観的かつ単純に「好き・きらい」で評価いただくほうがよいかも、と。
 実際のところ、改定範囲が極端に狭いので、そういう評価を超える判断は下しづらいと思われますので。

(2008年2月25日2:01:50追記)もうひとつの可能性について。

’,U.Y
AOIEP
’,U.Y
AEIOP

 Dvorakでは「IとUを同指許容の対象としている」という意思があるものと見なすと、こういう方法もとりうるのかも。
 そして、QwertyでもDvorakでも「I」がホームキー外にあることが許容されているという点は見逃せないので、実は

’,I.Y
AOUEP
’,I.Y
AEUOP

という配字をする……という選択肢も取れる可能性が。
 4配列とも、日本語における連母音の「ai/uu/ei/ou」を阻害する要素は相変わらずないから、その意味でも可能性はある……と。

2008年2月27日20:05:06追記。

 スクリプト評価をしてみて、次の配列でDvorakを上書きしたものを「kaede dvorak layout」としてみることに。

’,I.Y
AOUEP

*1:iの半母音なので?

*2:Qwerty:Td……指の長さ関係が逆なので打ちづらい。

*3:Qwerty:Tf……同指異鍵なので打ちづらい。