パナソニック トイレ用暖房機 ホワイト DS-F700-W

 今年はあまりにも寒すぎてダメだ……ということで、とりあえず購入。
 出力が小さい(石油ファンヒーターは出力2.5kW以上が標準なのに対して、こいつは消費電力が0.65kW)ことと、もともと24時間運転を前提に設計されていることから、インターフェースは電源スイッチと温度調節つまみだけ、というシンプルな設計。
 主電源スイッチは入れっぱなしにして、温度調節つまみを「普段は【低】に」「必要に応じて【高】に」して使う……というのが、本来の使い方のようです。


 ……で、これを使っていると、なぜか家人が毎回温度調整つまみを「高」に回しきって使っている。
 不思議だなぁ……と思って聞いてみると、どうやら石油ファンヒーターのように「音量調整つまみを回すと、出てくる熱風の温度が上がる」と思っていたらしく。


 ……確かに、つまみのところには「温度調節」「高」「低」という文字が書いてあるので、そういうメンタルモデルが構築されるのは仕方がないと思う。
 この手のファンヒーターの構造というのは【出力は1段階で、On時間とOff時間の比率を変えることで温度調整を実現している】のだけれど、パネルをみただけではそう連想できないというのは、ちょっと問題があると思う。
 このパネルプリントが、仮に「温風時間」「長」「短」であったならば、もうすこし本来の挙動を連想しやすくなるのだけれど……その点だけが少し残念。


 製品の物性が同じであっても、こういう表示がらみを直すだけで、製品の使い方が直感的に理解できるようになる……というところがあるので、パネルプリントについてもより直感的な表示となるようにしていただきたいところです。
 #うちでは、テープライターを使って表示を置き換えることにしました。