食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

　上下巻構成の上巻らしく。
　たぶん、

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

を読む前のウォーミングアップとして読むべき本なのかも？
　中身が薄い分だけ「軽く読める」内容に仕上がっていて、導入書としての立場がはっきりと示されている点が興味深いと思いました。
　内容については、特に書くべきことはないかなぁ……あぁ、そういえば、「数字は大きくなりすぎると感覚を失いやすい」という点については、

パーキンソンの法則 (至誠堂選書)

に書かれていた「会議の話」のほうが面白かったです。
　これと比べると本書は「ちょっとパンチが足りない」気もするのですが、60分で読めることを目標に書かれた本であることを考えれば、ここは仕方がないかなぁ……と思いました。

2008年1月31日0:04:03追記。

　……もっとも、この本に対しては、ほんの少し足りない部分もある。
　それを補ってくれるのは、客商売に絡めば

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)

なのかも？という気がしていたり。
　これはまだ読んでいるところなのだけれど。
　それと、内勤にかかわる話であれば

全図解トヨタ生産工場のしくみ

トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

大野耐一の現場経営

に直結してくると思います。