「ATM用50音けん盤配列」を採用したPC用キーボード、ついに登場しちゃった……。
シャドールームさん経由。
テクノツール、五十音表配列の「あいうえおキーボード」
ええと……思いっきり「ATM用50音けん盤配列」を採用しています^^;。
普通のキーボード「らしくない」製品ではなくて、一般的なキーボード用の構成部品で作られたものとしては……おそらく初出なのかな、と。
かな入力モード時に、キーボードのスイッチを入れると配列が変わる……ということで、専用のデバイスドライバを導入するのかと思ったのですが、どうやらそうではないようで。
【ひらがなモード】キーは【D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Alt】【D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,U-Alt】と等価なキー操作をするようで、キーボードのひらがなモードランプは【ひらがなモード】押下時または【Alt+ひらがな】押下時に点減切替をするようです。
USB経由で(カナロックまたは相当する信号を)キーボード側が認識できるのかどうかは不明ながら、とりあえずカナロックランプはこれらのモードに追随しているようです。
英数モードや直接入力の追尾ができないことからすると、それ以上の高度な制御は行っていないようで……って、ドライバを使っていないのだから、これは仕方がない気もしますけれども。
かな配列部分は、完全に「サイトメソッド用」と割り切っての採用でしょうね……どうせならば「目にやさしいキーボード」ばりに大きなプリントを採用していただきたかったところではありますが、これはそのうち出てきそうな予感がします。
タッチタイプ性は……期待するだけムダでしょうね。KISS配列ほかで「縦にひらがなをならべる」配列はいくつか製作しテストしましたが、それらでも全く使い物にはならなかったことからすると、訓練すればするほど「右手小指〜薬指が痛くなる」のではないかと思います。
そういえば……一つ疑問が。
このキーボードでは、なぜに
モードに関係なく、ひらがなモードキーを押すたびに
【D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Alt】【D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,U-Alt】
を切替用キーシーケンスとして採用してしまった*1のでしょうか。
もしもこれが
ランプ消灯時、ひらがなモードキーを押すと【D-Capslock,U-Capslock,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Alt】でひらがなモードに移る。
ランプ点灯時、ひらがなモードキーを押すと【D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Alt,D-ひらがな,U-ひらがな,D-Capslock,U-Capslock】で英字モードに移る。
という風に分けて処理していれば、(MS-IMEに限れば)それなりにうまく動いてくれるのではないかな……という気もしたのですが。
#せっかくこの手の処理をするためのキーボードLSIを作った*2のだろうから、もうすこし詰めて設計してもよかったのではないかな、と思っていたり*3。
いずれにせよ、こうやって「PC用の鍵盤についても色々なアプローチでの改善提案がなされている」ということそのものについては、とても頼もしい限りだと感じました。
今後の新版についても期待してみたいところ*4です。