(疑問)「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」→「親指シフト - Wikipedia」。

(過去:(読書メモ)無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法。)


 141Fさんから頂いた「飛鳥カナ配列」って何?の立ち位置に関する指摘は、やはり的を射るものだったのだな……と、改めて確認してみたり。
 主観による表現は「個人日記&Blogでやるからこそ意味があり信用性が出る」=「人と主観が紐付けされているからこそ生きる」ものなんだな……と。
 そして、人ではなくコンテンツが主体になってしまう「まとめWiki」では、人と主観の紐付けを「読む側の人は把握できない」……だからこそ、主観を記述するには慎重に……という結論を必要とするのかもしれません。
 #「練習」「利用」での記録ページに関しては、ひとまずそのまま運用してみます……こちらについては解決策が思いつかないのです。


 そんな中で「親指シフト - Wikipedia」に「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」の件が追記されていることに気づいたのですが、正直言って【ついに始まったか……】という印象を受けまして、かなりがっかりしています。
 こういう記述を拝見すると、「客観的にかかれていなければ違和感を感じる場所」に「主観的な表現があること」の強烈な違和感というものを、否応なしに見せ付けられてしまうなぁ……と、そういう感じなのです。


 正直、ここにWikipediaのソレをコピペするのは「ありえない」ので、今日は記述変更案を示すにとどめたいと思います*1

親指シフトの利用例】


 2007年4月5日の発売開始後、わずか15日*2で増刷が為されるほどの売れ行きを見せた『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』において、勝間和代は「勉強の秘訣は、努力と根性ではない」と説いた。
 同書は「やり方」と「選び方」に着目した、独自の「継続可能な勉強法」を紹介している。
 そのうちの「選ぶ」という点について、以下の5つを準備することを提案している。

  • 「データ通信定額を付加したまま」の状態で持ち運べる、個人用の【堅牢かつ軽量なノートパソコン】を。
  • 多量の文字情報を眺めながら、必要な情報のみを選別するために必要となる【速読術】を。
  • 同書が扱う勉強対象の一つである「英語」を日常的に聴取するため、用途に応じた【携帯オーディオプレーヤ】を。
  • 学習している事柄を、自分の言葉で整理し表現するために必要となる【高速入力が可能な、自分に合う日本語入力法】を。
  • 放射状に系統樹を描いて、キーワードの繋がりを記録する手法である【マインドマップ】を。

 同氏は【高速入力が可能な、自分に合う日本語入力法】として、20時間程度の訓練でローマ字入力を超える速度が出せるという親指シフト」を選択し、ほぼ3日の訓練で習得した。
 習得後の効果としては、「記述・思考・検索」を無理なく行うことができていると述べている。

 ……太字の部分は原典がわからない*3ので、お詳しい方がいましたらお知らせいただけると幸いです。


 それと、【高速入力が可能な、自分に合う日本語入力法】という要約は、同書のpp.55-59全体よりもp.58による論調を重視してみました……バイアスを排して読むと、同書のpp.55-59は「ただ一つの、特定の入力法を推しているわけではない」ことがはっきりと読み取れるはずです。
 ……というか、そもそも本書全体にわたって「ただ一つの方法のみを使え」と言っている箇所はほとんどないような*4


 それにしても、何かを表現するというのは難しいですね……上の記述変更案にしても、(自分では同書全体を読み返しつつチェックしてはみたものの)本当に著者が語りたかったことをうまく表現できているのかどうか、いまいち自信がもてません……。
 たとえば、実は「快速親指シフト*5の採用」が著者にとって「苦肉の選択」なのか、あるいは「実用的な選択」なのかが見えなかったりするあたりは、かなり気になっています……上では「苦肉の選択」であると仮定して記述を省いていますが、これが逆に「実用的な選択」であると仮定すれば、その点について以下の追記が必要になるはずですし。

 なお同氏は、前述の「親指シフトエミュレータ」を用いた親指シフト入力を「さほど無理なく行える」ことと、【堅牢かつ軽量なノートパソコン】であることを理由に、Panasonicブランドの「レッツノート」を支持している。

 【黒歴史、黒歴史、ああ黒歴史……】なんて言っていた時代は過ぎ去った……のでしょうか、いや違うか。
 「投資は惜しんだら負け」的な記述が多い同書において、ここで「親指シフトであることを優先した親指シフトノート」ではなく「堅牢軽量であることを優先したレッツノート」に投資したという意味は、それなりにあるのではないかな……と思い始めていたりもします。でも確証はないので別枠……と*6


 ……いずれにせよ、あとは様子見……でしょうか。

*1:編集合戦を引き起こすわけにはいかないので、私は行動するつもりはありません……。

*2:注:同書の初版第2刷によると、第2刷の発行日は同月20日である……と、検証可能性を満たすためにはどうしても必要なポイント。

*3:この本自身が原典なのかも?まさか……。

*4:始めは速読の「フォトリーディング」とマインドマップの「Mind Manager Pro」も単独で押されているように見えてしまいがちなのですが、ここにも他の道があることが記されているわけで。

*5:JISキーボードにおいて、スペースキーの両脇にあるキーをシフトキーとして使う方法。

*6:聞いた話を書くわけにはいかないだけに、かりに後から補足説明があってもどうにも動けないんですよね……。