日本語入力法関連についての言及は、今日も変わらずポストされ続けている……ということ。

(過去:存在意義に関する雑感。)
(過去:事務分野の生産革新には「設備改善」と「手順改善」の適用先を分けて考えることが重要……なのかもしれない。)
(過去:「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。)


 5日前に私は、こんなことを書きました。

 実際のところ、ここ最近阿呆のごとく「トヨタ式」「生産革新」「作業改善」*1などというキーワードを使いまくっているのは、(配列系全体にとって)メジャー方面の初期需要はそのあたりにしかないのではないか……という、漠然とした予想をしているからだったりします。

 もちろん、願望としての【有名な方に使ってもらって云々】というところがないわけではないのですが、そういう方が果たして【入力法の変更という物事についてきちんと理解したうえで発言していただける】かどうか……となると、さすがにそれを含めて期待するのは酷ではないかな、と。

 そうであるならば、【有名な方に使ってもらって云々】よりも、【理解して使ってくださる可能性が高い方】にアプローチできるほうが、そこから先の普及過程についてより安心できるのではないかと考えています。
(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20070419/1176920017 )

 これを書いてからすっかりとそのことは忘れていた(もともとこの雑記自体が備忘録ですし^^;)のですが、昨日シャドールームさん経由で、(「きゅうり改」を提案された)まつもとゆきひろさんの記事が公開されている事を知りました。


 ……「よく解っていて、なおかつ有名な方」が記事を書くと、こうなるんですね……なるほど納得。
 こういう言及が、今後どんどん増えてくれることを期待したいところです。


 そういえば、プログラマさんはコードだけでなくドキュメントにも多量のリソースを割り当てる必要がある……という話はちらほらと聞くのですが、それを別としても「プログラマさんが配列作成/利用に関わる」例って、意外と多いのかもしれないですね。
 スクリプト表計算ソフトを駆使して配列解析や評価を行うことも同じように見かけることから、こういった「自動化に対する要求を元から持っている」方にとっては、日本語入力法の変更というアクションもまた「無理&無駄を省いて楽に速く」という目的を達成するために【選ぶべき価値があるもの】と認識されやすいのかも……と、そう感じました。


 

実践!!IT屋のトヨタ生産方式

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のように、プログラミングの分野で行われている改善活動が事務処理にも使えそうな雰囲気を持っていることからしても、けっこう「プログラマから見た改善視点」と「事務屋から見た改善視点」は近いベクトルを向く可能性があるのかもしれないですね。
 #というか、事務分野がそういう方向に向いて欲しいんですよね……。