相変わらず飛鳥スレッドはぴたりと美味しいところを突いてくるなぁ……と思う。
http://pc9.2ch.net/test/read.cgi/pc/1111550971/829-833
長い&ピンボケなレスなので、直接レスできそうにありません……というわけで、日記から失礼します。
>>829さんの「ズボラ=正しい」説は、2007年の現段階で「総意を得るに至っている」かどうかはまだ微妙かも……生産業務系では半ば常識化*1していても、事務業務系で常識化しているという話はまだ聞いたことがない(いや、単に私が知らないだけかも?)ですので。
創作文記述用キー配列を設計する上での肝は【「使いやすい」配列を作ろうとする→「打ちやすい」手になるよう設計する→「結果として」楽に叩ける方法を取れば、それがほぼ正解となる】なので、【その配列が「楽であること」を目指して設計された配列である】場合であって、なおかつ【その配列が含む仕掛けを、利用者自身が快適だと感じる】場合には、「ズボラ=正しい」がほぼ成立するはずです。
この方向性をとる場合には【機械的に配列を設計するだけでは、どこかに必ず矛盾が生じる】ので、結局人力設計や人力評価に頼るしかない……とすると、飛鳥がそれを満たしている可能性は(75人月かけて設計しているだけあって)十分にあるのではないかな、と。
>>833さんの「【自己の感覚】と【配列】との整合性でモメている」という点、激しく同意です……。
どの配列も「良いと思った方向性で配列を設計し、そこからさらに良いと思えるように配列を組み替えていき……」とやって「膨大な検索木から枝を徐々に切り落としていく」過程を経るはずなので、枝を切っていく過程が異なれば、結果としてできる「仕上がり配列」は異なってくるはずです。
漫画家すがやみつるさんのような例*2はある意味極端としても、たとえば小指伸領域の問題一つを見ても「積極的に使うべき*3」という考え方もあれば「なるべく使うべきではない*4」という考え方もあるし……と、個々人の事情に応じて色々あると思われます。
現実的な問題として【全員がローマ字入力一つさえ覚えておけば、誰もが幸せになれる!】などという盲信論*5は既に破綻しているだけに、あとは「各自にとっての理想の配列」を作成するなり探すなりすれば、それでよいのではないか……と考えています。