「左パソコン、右マック」のCM2作目は露骨すぎ。

 アップルコンピュータのCM、初回は「パソコンに【ワーク】って名前をつけた」あたりがお茶目だと思った*1のだけれど、2作目はヒドいなぁ……と。
 確かに(たぶんWindowsのことを指していると思うので)Windowsの「素の状態での」プリインストールアプリはひどいと思うけど、それは「一般的なユーザの見た目」からみれば本質じゃないし……私の場合、初心者向けにはアプリケーションてんこ盛りな(あるいは用途に見合うアプリが乗っている)PCを薦めているし、同じようなことはその辺の量販店にいる店員さんでももちろん案内できると思うわけで。
 もしも「Gimpが安定して使えればそれで良い」とかいう話が出たら、私はたぶんLinuxの平均的なディストリビューションを薦めることになるだろうし……この場合、極端なことを言えば「OSの差はさほど問題にならない」のかも。
 そもそも、(Windowsに移植されていない)Macアプリケーションの魅力は「iLife」に集約されているのか?それを選んだのは、初回のCMで「パソコン」に「ワーク」って名前をつけてしまったがために(プリインストールアプリではないけど)「Keynote」を押せなくなってしまったための苦肉の策ではないのか?……とか、そういうところでCM戦略の不味さを感じてしまうんですよね。
 ユーザインターフェースとアプリケーションを混同しては、話が始まらないような気がするのだけれど……敢えて混ぜているのだろうか……。
 というか、むしろMacユーザにとって「2作目の」CMは不快ではないのだろうか……と、むしろそちらのほうが気になるんですよね。なんとなく、Willcomの失敗作「働け!」CMに似た不愉快さを感じるのは気のせいでしょうか。
 ……とりあえずは3作目に期待。というか、場当たり的に2作目を作ったわけではないと思いたいです。
 #正直言って「憧れていたMac」に対するイメージが、ガラガラと音を立てて崩れてしまった気がしています……もっと「魅力あるMac」であり続けるために、露骨な比較広告ではない「Macの美味しいトコ取り」なCMを期待したいところです。

*1:これはMacの立ち位置と愛され方をきちんと示していてナイスだと思う。