W-ZERO3[es]を使いつつ箇条書きしてみるテスト。

 さすがにW-ZERO3[es]「で」打っているわけではありません……。

  • ActiveSync&MS Outlookを入れたPCを用意せずとも、[自作]W-ZERO3間のデータ移行を支援 W03DataBackupを使えばほとんどのデータは移行可能。
    • ところで、OperaMobileの「お気に入り」はどうやって移行すればよいのだろうか……
  • 初代を使っている人も、必ずマニュアルは読んでみるほうがいいと思う……初代の導入時にやって、使っているうちに忘れていた設定などを思い出すかもしれないので。
  • ATOKの標準状態では「予測変換」が有効な代わりに「連文節変換」が出来ない?→「キーボードの変換キーを押せば、普通に変換できる」らしい……ということは、ベル打ちの配列に「変換」を割り当てることが必要になるのかも……?。私はひらがなをばたばたと打ってから、一気に変換する使い方が好きなので、正直言って連文節変換の利かない予測変換は邪魔でしかないんですよね……。
    • ATOKの推測変換を切れば、「前方から1文節ずつ文節長変更しつつ連文節変換できる」ので、私にはこれが合っているっぽい。
  • テンキーで打てない文字……たとえばカギカッコとかの入力は、手書き入力や文字パッドに頼らないといけない?
    • 初代では「かな入力」を実装していたから気づかなかったのだけれど、カギカッコが直接入力できないQwerty鍵盤なんて「かなりありえない」と思うのですが……Bloggerは不満に思わないのだろうか。
  • APOT予測変換は「ひらがな入力」に特化して設計されている……キーボードからのローマ字入力時であっても、子音を押しただけでは予測変換の結果を揺らすことが出来ない……それどころか、文頭で子音を1打鍵打った状態では「あきれるような予測候補」を出してくれたりする。ローマ字入力で使われることはもともと考慮していなかったようで、ちょっと興味深い挙動だった。
  • Qwertyキーボードの品質は正直言って「論外」。押下抵抗が強過ぎ・キーサイズの割にピッチが狭すぎ(キーボードが小さくなる場合は、その分余計にキーサイズを小さくしないと指が隣のキーに干渉するよ!)で、「秋月かな配列」を乗せたとしても打つ気すらしない状態……今回はもう完全放置の方向で、たぶんパスワードの入力ぐらいにしか使わない予感がする。こんなキーボードで1.4打鍵/かな(普通ローマ字)を打つぐらいならば、大きく押しやすいテンキー部で2打鍵/かな(改造ベル打ち)を実装するほうが遥かにマシだと思う。シャープといえば「ローマ字入力に愛と情熱を注いでいる」イメージがあるのだけれど、さすがにこれは無理でしょう……。
  • 初代系を使ってきた人は要注意!キーボードは端に力を加えて開いたり閉じたりすることが出来ません(片手操作をする場合は、本体中央付近を操作しないとダメ)。たぶん縦横比がかわってしまったことが原因だと思うのだけれど、これで余計にキーボードを使う人は減るような……。
    • 初代は「キーボードを開く愉しみ」があったような気がするのだけれど、既に[es]ではその面影がなくなってしまったようで……。
  • MiniSDカードスロットのつくりが甘いような……たまに、カードを挿し切る前からリジェクトモードに入ってしまう(いくら挿そうとしても固定されず戻ってしまう)ことが。
  • 全体的に、ふた類のつくりは初代よりもダメっぽい。初代のゴムタイプは「実用性重視」で、いまのプラスチックタイプは「デザイン性重視」ですな。満足度は結構低そうな気がする。ここにゴム系素材を採用しておけば「滑り止め」の役目もあっていいのだけれど、今のプラスチックタイプでは逆に滑ってしまう……せっかく本体をディンプル加工にしても、それより膨らんでいる部分が滑りやすいデザイン部品なだけに、筐体全体での滑り止め効果はかえって減っているような。
  • 初代の重みを知っている身としては、「ものすごく軽い」。でも京ぽん(97g)2台分なので、片手で使えばそのうち「ものすごく重い」と感じるようになるんだろうなぁ……。
    • Qwertyキーボードユニット(キートップ・キースイッチ&照明基盤・スライドギミック)を排除すれば、いつでも無理なく簡単に重さを減らせると思うのだけれど。
  • カーソルキーがセンター付近に・大きく・傾かずフラットに設置されているのは素晴らしくいい(いや、ケータイでは当たり前なのですが^^;)。初代では操作するたびに指が痛かったのだけれど、今後はそれで悩む心配はなさそう。京ぽんの影響からか、側面にある音量調整キーを「PageUp/PageDown」に転用できる設定が増えた(設定→システム→ユーティリティ→音量調節キー)……けど、これは使わなさそう?Today画面でカーソル上下キーの操作をシステム音量増減に割り当てできればいいのだけれど、そっちがないから代替できないし(左右キーは着信履歴・発振履歴に割り当てられているので、こちらはいいと思う。あと、通話中の音量は上下キーで操作できる)。
  • アンテナ表示LEDを消灯出来ないっぽいのは困るかも……と思ったら、こういう設定は「設定→個人用→電話」以下に再配置されていたんですね。出始めに記事を読んでいたけど、すっかり忘れ去っていました^^;。相変わらず購入直後の状態では「バイブ」がOffになってるし……
  • 付属アプリの「W-ZERO3メール」はシンプルな操作性で解りやすいと思う。それにしてもOutlookの動作仕様は奇怪ですね……マニュアル「pp.4-32〜4-33」の書き方で始めて理解したのだけれど(この説明は素晴らしいと思う)、今までぜんぜん気づかずに使っていました。
  • で、マニュアルを読み終わってふと気づいてみたら「ctrlswapmini v0.17(2006/10/14)」が公開されていた。しかも変更点に「WS003/04SH用に、QWERTYキーをテンキー扱いするモードを追加しました。」とか書かれています……ということは、別に買いなおさなくても「2.0打鍵かな入力」とかはテストできるわけで……びっくりしました^^;。
    • Qwertyキーボードを引き出したまま縦画面にして、テンキーの「123456789*0#」を使う代わりにQwertyキーボードの「TFVRDCESXWAZ」を使う……という仕掛け(左手用設定も可能)。
  • テンキー部のキー間に十分な隙間が欲しい気が。キー間に隙間がないと「タッチタイプでの触鍵操作時にキー同士の分割部を把握しづらい」のですよ。この問題を回避するために「5のキーに凸が2つ付いている」様なのだけれども、これだけでは不十分で、テンキー全体がはじめから誤打鍵回避を目指す設計になっていなかったのはもったいないとも思う。
  • ……と、延々ぐだぐだと文句を書いているけれども、「デバイスサイズに合うテンキーの位置と配置」がきちんと実現しているW-ZERO3[es]は、使っていて「十分に楽しめる端末」だと思う……Qwertyキーボードは「除去できるのならば除去してしまいたい」くらいだけれども。

 さて、ようやく一通り突込みが終わったので(苦笑)、今からctrlswapmini v0.17を試してみることにします。