「かなめくり入力」「ポケベル入力」「濁音拡張つきポケベル入力」の単純入力コスト&「濁音拡張つきポケベル入力」の練習案。

(未来:【指に宿る記憶】かえで携帯配列、懲りることなく表現テスト。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:効率的な「ケータイ入力法」の話。)

注意:以下の記事に示す配列は古いので、『【指に宿る記憶】かえで携帯配列、懲りることなく表現テスト。 - 雑記/えもじならべあそび』を参照してください。

 ひらがなの下は「かなめくり正順/ポケベル入力/濁音拡張つきポケベル入力」の順に打鍵数のみを示した。かなめくりは濁点・半濁点以外では指の移動を伴わず、打鍵数の割には打鍵時間を必要としない(疲れるが時間はかからない)点に注意。
 (文字抜けを防ぐため、既存の「東風式」並びをそのまま用いた。他意はなし。)

1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 4/4/2 1/1/2 4/4/2 1/1/2 -/-/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 2/4/2 3/4/2 4/4/2 5/4/2 6/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 2/4/2 3/4/2 4/4/2 5/4/2 6/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 2/4/2 3/4/2 4/4/2 5/4/2 6/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 3/4/2 4/4/2 5/4/2 6/4/2 7/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 2/4/2 3/4/2 4/4/2 5/4/2 6/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 -/2/2 8/2/2 6/4/2 9/2/2 1/2/2
1/2/2 5/2/2 2/2/2 8/-/2 3/2/2 4/4/2 -/-/2 5/4/2 -/-/2 6/4/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 4/2/2 5/2/2 -/2/2 -/2/2 7/2/2 6/2/2 2/2/2
1/2/2 2/2/2 3/2/2 3/4/2 4/4/2 6/4/2 7/4/2 8/4/2 9/4/2 10/4/2

 ひらがな自体は表のとおり90文字弱存在する。そのうち、この日記における文字の使用頻度は「いうんかしとてなのはたすにでき」のみで49%、「いうんかしとてなのはたすにでき、くまっがるもこつ。じれりーょ」のみで、全体の73%に達する。ひらがなの使用頻度は非常に偏っている。73%使用頻度のキー入力数を項目名と同じ色で示した。
 文字入力に必要な打鍵数は、すべてPanasonic/KX-HV210の入力規則に沿って算出した。「-」は直接入力することができない(変換・文字パレット経由のみの)文字をさしている。
 色づき部の打鍵回数が全体の3/4を占めているため、この部分の打鍵感を向上させることにより、ケータイで打つような文体の文章を確実に打ちやすくすることができる。
 「濁音拡張つきポケベル入力」とは、通常英字に割り振られている部分を排除して濁音かな・半濁音かな・和文頻出記号などを再割り当てしたものである。ここでは配列の並び方そのものについては検討せず、打鍵数のみを示すために用いた。W-ZERO3[es]とctrlswapminiを用いることにより、(多少の技量とそれなりの根気があれば)個人で入力方式を作成し実使用できる。


 ……って、「だ・である」調で書くには信憑性が足りていないというか、なんと言うか。
 こうしてみると、高い頻度で使うかなについての打鍵性は下記のようになります。

  • 標準ポケベル入力のほうが省打鍵……「うんとてのすでっるもこつれょ」
  • 標準かなめくり入力のほうが省打鍵……「かなはた、まがじ」
  • 同打鍵数、移動距離が短い標準かなめくり入力が有利……「いしにき。りー」
  • 両者ともに同程度の打鍵強度……なし。

 ただし、かなめくりに関しては「同じ行の文字が続く場合には→キーを1回押す」操作が絡むので、「清音→濁音」の例を含めて「文の構成によっては」ポケベル入力が有利になることもあることに注意する必要があります。。


 こう考えてみると、大局的には標準かなめくり入力における入力効率はそうそう悪くはない様で……十分に「個々人の好き好みで入力方を選択してよい」レベルですね。
 また、標準ポケベル入力における「濁点の入力コスト」が非常に高コストである点が気になりました。濁点分離配列における濁点キーの使用頻度は非常に高く(新JISかな配列の設計時資料によれば約9.22%)、すくなくとも標準かなめくり入力と同じ1打鍵で選択(可能な機種は存在)したいし、可能ならば濁点混合配列を採用しておきたいところ。


 濁点混合配列における唯一の問題点は「取っ掛かりがまるで理解しがたい」ことかも。
 「か+あ゛=が」とかいう考え方で取り組まれると、間違いなく失敗すると思う。
 はじめからキーマップを提示しないとだめかなぁ……こんな感じで。

水色のキーを押した後でかなを押すと、そのかなが出ます。

※打鍵練習をするときには、まぶたを閉じて、指の動きをイメージしながら50音順で打ってみましょう。ちょくちょく見返したりせず、10文字分を目を閉じたまま打ってから見直すようにしましょう。……って、配列が決まる前から「かえで式」をやってどーする^^;。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

こうして(変換表ではなく)実キー位置で表現してみると……

 色々弄りたくなってくるのは気のせいでしょうか^^;。
 「ゃゅょ」は意外と打ちやすいからいいとして、「ぁぃぅぇぉ」が妙に打ち易すぎる&関連性がないこと・「ん」が打ちづら過ぎることあたりは気になりますね……。
 ああ、わずか10キーの世界ですらも泥沼確定なのか……orz

そういえば。

 上で色がついている部分は「水色」でいいのだろうか……カラーピッカーで調べたわけではないので、正直言って自信がないのですよorz。