ローマ字入力用で「望まれる資料」って何だろう……。
(言及:ITmedia Biz.ID:上司の「ローマ字の入力方法おしえて」攻撃を回避する)
Wineさんとこ経由で、ITmedia Biz.ID:上司の「ローマ字の入力方法おしえて」攻撃を回避するという話。
パッと見て思い浮かぶことが2つ。
- それを見なければならないヒトが必要とする定義は全て入っているのか?
- それを見なければならないヒトにとって必要な文字の大きさは確保できているのか?
前者ならばJIS X4063(仮名漢字変換システムのための英字キー入力から仮名への変換方式)の規格表なりワープロソフトのロマかな対応一覧表なりを渡すのが一番良さそうです。Wineさんが指摘していた通り、マウスパッドに描かれている定義ではまだ足りないわけで。
では後者の場合は?そのシートを「虫眼鏡を使って」みていませんか?……ということで、試しに作ってみました。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/kaede-method/pic/romaji-spell.jpg
ちなみにコレは、
- http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/keylayout/bin/kaede_method_source.pdf (Adobe Readerなどで閲覧・印刷可能です)
- http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/keylayout/bin/kaede_method_source.ods (OpenOffice.orgなどで編集可能です)
の最後尾p.14p.12に追加してあります。
他のシートと同じく「A4用紙縦使い」で、ヘッダが中央に来ていることからお分かりになるかと思いますが、「A4用紙の上半分を使って大きく印刷」しています^^;。
また、使用しているフォントは他のシートと同じく「半濁点の大きなフォント」を使用しているので、「ば」行と「ぱ」行を容易に識別できます。(←2006年8月27日1:08:51追記、文字の大きさを稼ぐためにさざなみゴシックに変更しました。)
大抵ローマ字入力において聞かれることといえば「小さな文字に絡む綴り」を聞かれることが多いわけです。
……で、今まで私は「小書き文字はX前置で別々に出せばいいよ」というだけだったのですが……よくよく考えてもみれば「口頭で伝える」と「忘れてしまう&再び問い合わせなければならないときがあるかもしれない」ので、システム的に無駄があるんですよね。
#「毎回懲りずに綴りについて答えることもコミュニケーションの一つ」というのは確かに真ですしやるべきですけど、「聞く立場になって考えれば」こういう解もアリだと思います。
そういう理屈から、「かな一文字に対応する綴りを特に見やすくした」シートを作成してみました。
テキトーに縮小印刷して、紙を挟みこめるマウスパッドにでも収めていただければ……と。