「飛鳥配列 +ウソ記事」ですか……orz

(参考:Google:飛鳥配列 +ウソ記事)

 ほとんどがRSSがらみなので、そのうち落ち着くとは思いますが。
 それ以前に「ウソ記事」という言葉の響きに驚かされてみたり。

 というか、Wikipediaを宣伝の場として使っていると思われていたこと自体にガッカリしているわけですが……orz
 そう思っているなら削除依頼に出さず、該当しそうな範囲を一切合切日記に書くようなこともせずに黙っていますよ。
 どんな想いで削除依頼に出したのかを理解してください!とか言うつもりは毛頭ありませんが、始めからありもしない考えがあるものと想定してかんぐられてしまうと、非常に悲しいのですよ。

 やっぱり、論文……書かなきゃダメなのかなぁ……orz
 #つーか、高卒の私に情報処理学会への入会資格なんてあるのかしら……orz


 で、そのつながりで拝見したこちらのページ。
 http://d.hatena.ne.jp/essa/20030516/p2
 Wikiシステムにおいては検証可能性を要求しないものが多いので、指摘されている問題はどうしても出てくると思います。
 日本語入力用キー配列のリンク集では「文章の記述を禁止」という極論でそれを防いでいますし、NICOLA初心者にささげるWikiはテーマを極限まで狭めてそれを防いでいたりします……って、それは本題とは無関係ですな。


 翻って、Wikipediaの場合は……essaさんが指摘されていた内容については「Wikipedia:検証可能性」によってその正確性を担保されることになるので、恐らくは自動的に良い状態へと向かっていくことになるはずです。
 「査読されていない文献に基づく記述」を完全になくすことはできない(Wikipedia:検証可能性が「例外」を認めている)ものの、どちらにせよ「そもそも文献に基づいていない記述」は自動的に排除されることになるだろうと思われます。
 もちろん、時間は掛かると思います……それでも、今はまだ「記述の基となったURLすらない記述が大量に混ざっている」Wikipediaが、「せめて全ての記述が何らかの資料/URLなどに基づいている」Wikipediaになる意味は、非常に大きいと思います。まずは「とりあえず資料/URLに基づいて書く」という段階をクリアしないと、その先の「信頼のおける資料に基づいて書く」という段階には絶対に至れないわけですし。


 似たような問題が「査読依頼」にもあります。あちらは「名前に偽りあり」で、今はまだ厳密な意味での「査読依頼」として機能しておらず、感想その他も書けるようになっています。
 これも制度が認知されるまでの暫定的な処置で、そのうち「査読依頼にポストするべきか、あるいは他の依頼ページにポストするべきかを、見るだけで誰にでも判別できる状態にする」必要があるだろうと考えています。いきなりやるのはどう考えても無理ですので(実際、急ぎすぎて最近失敗してしまったばかりですし)、こちらもゆっくりとやっていくしかないでしょう……と、割と悠長に構えていたりします。
 Wikipediaには専門の査読士が居ないので、普通のWikipedianが査読を兼ねなければならないという事情もあります。
 Wikipediaの記事は、未だに多くが参考文献をろくに示されていない(あってもページ名が示されていない)ので、公立図書館(最終的には国会図書館)で文献にあたるのが非常に困難です。せめてページ数まで明示されていれば「国立国会図書館郵送複写サービス」経由で該当ページのコピーを入手できるのですが……もっと「査読検証しやすい方法を確立する」ための手法を提供するべきかと感じています。


 査読による検証可能性向上への試みとしては、すでにACT (キー配列)該当記事のノートにあるような試みを、削除依頼と前後して自主的に始めています。
 記事を厚くする基礎と言う意味では、安岡先生が最近精力的に参考文献の追加を行っていらっしゃいますし……こういった取り組みがどこまで浸透するかは不明ながら、できるところからやっていくという姿勢は、今までどおりということで。
 #何もしないでへこたれている訳にはいかないのです。