でんきがみをのぞむ。

電子ペーパー関連メモ。

 電子ペーパーGUIを表示させる場合、「書き換えが遅い・書き換えに電力を消費する(継続表示には電力を必要としない)」という特性を生かす方がいい。
 Web表示時のスクロールは全画面一括書き換えよりも半画面ずつ書き換えの方がいいし、同じ半画面書き換えならば上下分割よりも左右分割の方がいい。
 ブラウザも、「少しのスクロール」が苦手だということを意識したレンダリングが必要。スクロールキーを押した時に丸々画面送らず80%送りにするとか、図版が見切れになりそうなときは始めから次ページに表示されるようにいじるとか。
 今のカラー液晶は暗いところで目立ちすぎ・明るいところでさっぱり読めないから、いくらきれいに表示できるといっても満足度は低い気もする……特にビジネス用途では。
 メールや社内電子掲示板を読み書きすることが主目的ならば、メインディスプレイは電子ペーパーで、文字入力ラインは(大昔のIME/FEPがサポートしていたように)最下行に1〜2行の反射式モノクロ液晶の入力窓があれば、事足りるんじゃないかな。
 デバイスはその特性をうまく生かして組み合わせれば、単体ではどーにもならないような問題をうまくクリアすることができるわけで。