ケータイとW-ZERO3と反復運動過多損傷(RSI)
(2005年11月14日1:05:46追記: W-ZERO3がもしもローマ字定義を自由にいじれるならば、とりあえず考えてみた【月配列風かな配列「秋月」】【和ならべ風ローマ字配列】【行段系かな配列】が実装できると思います。)
最近、シャープのW-ZERO3がいろいろなところで話題になっているようで。
私としては今回も懲りずに「買わずに済む理由を考えている」ところなのですが、最近悠木さんが
◆モバイル新世紀! ウィルコムに聞くW-ZERO3の魅力(拾い元:useWill.com)
キーボードは、変形QWERTY配列なので、かな入力の人のことを考えてないのはアレですけど、まー、ローマ字打てればいいかってことで。(記号もアレですが)
キーボードはオマケなので、あるだけマシだよな、とか思ってみたり。
(from http://shadow.cside1.com/tabun/tabun2005_10.htm#20051026diary )
と書いているのを見て、思いっきり決心がぐらつき始めています^^;
…と、私の事はどうでも良いとして。
RSI(反復運動過多損傷)というのは「腱鞘炎」「手根管症候群」などの症状をまとめたもので、要は
なんだかよく解らないが、手指を使いすぎていたくなった場合は「RSI」だ。
という事らしいです(ぉぃ)。
RSIを予防するには「指を極端に酷使しない」事がひとまず重要なのですが、携帯端末ではなかなかそれを実現するのは難しいように思います。
たとえば、W-ZERO3と同じく親指でQwerty配列を打鍵する端末…
BrotherのP-Touch18R。
これの場合、本体が少々重い(580g;出力用テープ除く)事もあってか、長文を打つのは結構しんどいのです。
普通はラベルライタといえば数文字〜数十文字をプリントするために使いますので、その程度の文字入力であれば全く問題はありません。
ところが、いざ幅広テープにいろいろと打ってみたり、試打目的でアレコレと打っていると、だんだんと辛くなってくるんですね…。
キーの反発が結構大きい点も原因なのかもしれませんが、同じ指(親指)をあちこちに動かしつつ打鍵するというのは、意外と指に来るなぁ…という印象を持ったものです。
単にRSIを予防するとなると、個人的な感触としては
- 親指の極端な曲げ伸ばしを防ぐ
- できれば三指以上に負荷を分散させて打つ
あたりが、結構有効なのではないかと感じています(注:あくまでも個人的な感想です)。
で、W-ZERO3の場合。
鍵盤そのものは小さく軽く(220g)、その範囲内でできる限り文字キーを大きく取っている…というのは、「親指の極端な曲げ伸ばしを防ぐ」意味では結構良い方向に働くと思います。
ただし、配列にこだわる必要がない場合であれば、中央付近にある「TFVYGB」は使いたくないなぁ…というのが正直なところで(スペースキーも中央にはないわけですし…)。
もしもローマ字定義がいじれるならば、「かな区間に限っては」行段系の完全交互打鍵配列を作って逃げてみたいところですね。
単純に「あおげせづねぶみょ〜配列」をあてて
1打目 ↓UHNIJMOKL ←2打目 Rあぁいぃうぅヴえぇ Dおぉかがきぎくぐけ Cげこごさざしじすず Eせぜそぞただちぢつ Sづってでとどなにぬ Xねのはばぱひびぴふ Wぶぷへべぺほぼぽま Aみむめもやゃゆゅよ Zょらりるれろわをん Q〜ー・「」?。、!
にするとか。
…って、また脱線してるし。
うーん、キー数が妙に少なく配置も微妙なので、月系もそのままではなく専用に作らないといけないっぽいですよね…
でも、たとえ鍵盤数が少なくとも、「N」キーがらみの処理が回避できずにこのキーを捨てることにしたとしても、やっぱりかな系配列を乗せてみたいです。
打鍵数は少なくしたいところですし。
実機を欲しいような気もするし、でも通話品質がどうなるのか気になるところですし(W-SIMはシングルコイルアンテナのはずで、どの程度の通話品質が確保できるかという点が非常に気になっています)…うーん、これはやっぱりレビュー待ちかなぁ。