for 親指シフトを世界へ!掲示板

 色々書いてきてしまいました…またもや整理できずに長文化してしまい、失礼しましたorz

 で、ひとつ「かな系が廃れつつある理由」について、気付いたことがありました。それをメモすべく、こちらにもコピーすることに。
 文末の下線部以外は、読み飛ばしていただいて構いません…orz
 #「原因の全て」なんて解りません。ただ、「原因のひとつ」ではあるだろう、と。

 私は、似たような時期にPanasonic製のFW-U1J70(モノクロ液晶のラップトップ型)という機種を購入しました。
 選定理由は「周りに同社製ワープロを持っている人が意外と多かった」ことだけですね…中学生当時では、雑誌を見てワープロを選ぶという考えすら出てきませんでした^^;。
 昔から、松下と富士通は部品・製品レベルでの融通を利かせていた様に思うのですが、松下のワープロで選択可能だった入力方式は「JISかな・新JISかな・五十音・Qwertyローマ字」でして、親指シフトはありませんでした…
 富士通ワープロは「見た目が【いかにも事務機】的で格好良い」気もしたのですが、地元では割引率が低く高価だったと記憶しています。
 当時私がワープロを選んだ理由は消極的でして、「色々できるパソコンを買ったらゲームで遊ぶだけだろ、ワープロにしておけ」という親の一言が原因でした。ただし、この言葉には「パソコンは高価だから」という言葉も付されていたのは印象的でした。当時からパソコンが安価で出回っていたならば、もしかすると逆のことを言っていたのかもしれません。

 親指シフトだけでなくJISカナもそうですが、「ほかに英字配列を覚えなければならない」いう点が負担だったのではないかという気がしています。
 当時も今も「文字入力の練習方法」に関しては進歩しているように思えない点もありますし、またパソコンが普及した当時(PC-98x1時代)はマウスに頼らない(エスケープキーを押してから英字を入力してコマンドを選択するなど)インターフェースが普及していましたから、結局は英字鍵盤を覚えつつ、ついでにローマ字入力を覚えるほうが楽だった…という都合がありました。
 もちろん、更に以前のワープロ時代には「英字鍵盤なんて覚えなくとも何とかなる」のですから、普通の人はJISかななり親指シフトなりを使っていたはずですよね…少なくともワープロ時代には、地元で「わざわざローマ字入力をしている」人は見かけなかった気がします。

 今のパソコンでも、大抵のショートカットはCtrl+英字であったり、Alt+英字であったりします…ゆえに、モード切替を強要されるかな系は面倒がられてしまいます。
 もちろんそれらを使わない人にとっては「かな系を選ばない理由はない」のですが、最近のパソコンを知っている方は上記ショートカットを使う場合が多く、結果として「教える側がローマ字しか知らないから、教わる側もローマ字になる」という事なのかもしれません。

 「どの入力方法がもっとも打ちやすいか」というのは、使用する用途や知識などの要因によって、さまざまに変化するように思います。
 だからこそ親指シフトもきちんと残っていてくれないと困るのですが、乗り換えのメリット・デメリットを上手く表現するのはとても難しいですね…

 VHS・βに関しては、あくまでも私見ですが「βは規格が多様すぎて訳がわからない・VHSの方が(テープの外見が大きいために)長時間録画に向いていると思われた・VHSの生テープが安価で供給された」が原因かな…と。もっともこの説には自信はありませんが。

 MD・DCCに関しては、もうすこしハッキリしている様に思います。CDの選曲機能に慣れていてかつ当時音楽をもっとも消費していた若者は「コンパクトな再生端末」を望んでいて、それをDCCは満たせなかった(フィリップスCカセット用の再生機よりコンパクトにできない事は明白でしたので)ことが原因かと。この「サイズ戦争」は、現在のHDDプレーヤやメモリオーディオプレーヤでも引き続き繰り返されていますので、ほぼ確実だと思います。

 ふと思い返してみると、「モード切替なしにショートカット操作をしたいがためにQwertyローマ字入力を選択している」という方が多いのかもしれません。
 この点については回避策が必要ですね…要は、カナ入力モードでもモード切替をせずに「ショートカット」を効かせるツールがあれば大丈夫ですね。
 現在「姫踊子草」という入力用ツール(NICOLAも使えます)を使っているのですが、これを使う限りは、わざわざカナ→英字へのモード切替をせずとも、Ctrl+英字やAlt+英字のショートカットが利用できる様です。
 JISかなや親指シフトなどのかな系配列や、あるいはDvorakなどの英字系配列についても、こういった「ショートカット操作の透過」が盛り込まれれば、選択肢から排除される可能性はかなり減るのかもしれません…こちらはOS側が対応してくれれば言うことなしなのかもしれませんが、ちょっと微妙かも。

 とりあえず、「普及に至らない原因」を一つずつ見つけて潰していくことが肝要ですね。