かえでメソッドの目的(?)

(言及先:「かえでメソッド」に少しだけ挑戦!)


 ええと…本体定義(計6kb)の倍も説明もどき(12kb)がついているような「かえでメソッド」について考察いただき、ありがとうございます。
 #さすがに説明もどきが倍の容量を食うことになるとは予想もしていませんでしたが^^;
 

 自分では「作るだけ作って、後は自力試行も自力解析もできない」状況ですから、こうやって考察していただけると、非常に助かります。
 で、解答については…太文字部のみでたぶん全て(他は蛇足)です。


 さて、ここで一つ書いておかねばならないことが。
 私は増田式というものを、すっかりと誤解していたらしいのです^^;
 Uジローさんの書かれた

増田式では見ないでキーの配置を思い出させる練習に入る前に、かなり執拗な打鍵練習、つまり、「う」だと思って「U」のキーを連打させる、というようなプロセスが入りますよね?(というか、ほとんどそれが全てですが)
例の、「KK JK HK LK ;K  KJ JJ HJ LJ ;J ・・・」というような打鍵練習のことです。

を見てようやく気づきました。
 ええと…私がそこまで面倒なことを好んでやるはずはありません(根がものぐさですから…)。
 当然、練習用テキストの作成においても、ものぐさ具合がそのまま出ています。


 かえでメソッドは、今まで配列界隈で拝見した、様々なコメントを元に作成しています。
 それは例えばtomoemonさんの

右手チョイが右手チョロイに見えた。
(from [キーボード配列]右手チョイが右手チョロイに見えた。 )

であったり、Uジローさんの

本当は増田式では、覚える文字を2文字目に持ってくるが、月でやったとき、それに特に意味があるようには感じられなかったので、1文字目にしてみました。
(from 飛鳥をこうやって練習してみました)

や、

タイピングでも同様で、「A」の位置を考えるよりも、「A」と思って「A」を打つという動作をひたすら反復させる方が、実は「A」を打つ行為を覚えられるわけです。
(from タッチタイプ習得と増田式)

であったりします。


 増田さんのそれはKJ式などでの分析・長考を元に作成されているわけで、それを超える方法を見つけるのは容易ではない(たぶん私には無理)と思います。
 その代わりに、私には「実際に、様々な方法で打鍵練習された方々の声」を拝聴する機会があったわけで、これを(私にできる範囲で)纏めてみたのが、今回の「かえでメソッド」になります。


 ゆえに、増田式が目指す「総合効率重視・3時間の集中練習・最短期間習得・より多くの人が習得できる」とは異なり、「始めやすく・負荷が軽く・30分〜45分サイクルに区切ることができる」方法を目指しました。
 言い方を変えると…「どんなへたれな練習方法でも習得できる」ごく器用な5%の人々と、「増田式をもってしても習得できない」増田式と相性が悪い5%の人にのみリーチする方法…と言えるでしょうか。


 …って、すっかり本題からずれてますねorz


 ええと、かえでメソッドでは、Uジローさんが言われるところの「思い出し」練習と、「機械的に指を動かすような練習」を、分けることなく両方同時にやっています。
 どのあたりが?というと、打鍵練習で叩くキーの組み合わせを常に「1キー目を叩く→2キー目を叩く→1キー目をもう一度叩く」としているところです
 理想としては「分別した方が良い」とは解っていても、「でも、たぶん俺にはできないだろうな…orz」という不安があって、それを解消したかったという気持ちが働いたのかも。


 折り返している上に3キーを叩きますから、どんな文字列が出るか(それ以前に何文字表示されるか)は、配列ごとにかなり異なります。
 そうすると、PCナシでの練習は事実上無理ということになり、結局は「増田式を突き詰めた、いわゆるシャドー増田式」とは、全く反対の環境で練習することになりました。

 シャドー増田式による練習が非常に高い効果を上げるということは、既に実証されているとおりです。
 で、かえでメソッドは「シャドー増田式ができない人向け」として考えた…という事になるらしいのです。
 (いや、まさかこういう結論に至るとは思っていませんで…成り行きでこうなりました^^;)


 それともう一つ…「練習対象となる指の増やし方」についてですが、こちらは(後々に自分で検索した時に解りやすくなるようにと)別記事にしてみました。
 本日の「かえでメソッドの作り方。」をご覧下さい。
 #もっとも、これも「Qwerty版を作るときに使ったフィーリングを、ただ明文化しただけ」でして、結局はものぐさモードのままなのですが^^;


 というわけで、長文になってしまいましたので太字以外は読み飛ばしを推奨します。