かえでメソッド改0訂1:Qwertyロマかな配列版の作り方。


 まず、キーボード上のキーを、おおよそ3キーずつに分割します。

小指 薬 中  人差し指  中 薬 小指
12 3 4 56 78 9 0 ー〜¥
 Q W E RT YU I O P@「
 A S D FG HJ K L ;:」
 Z X C VB NM 、 。 /¥

 基本となるのは下線を引いたキー(左右各12キー)となります…これらは横一列の3キーずつ纏めて練習します。
 人差し指伸ばす領域・小指領域・小指伸ばす領域は、縦一列の3キーづつ纏めて練習します。
 取消線を引いた部分は、あえて「かえでメソッド」の学習対象から外します(JISカナの場合は、これらも漏れなく…つまり4キーごとに纏めて学習します)。



 基本的な学習順序は、【利き手器用に動かせる方の片手領域全部】→【利き手もう一方の片手領域全部】とします。
 各手内の学習順序については、基本的には【中段】→【上段】→【下段】→【最上段】→【小指】→【小指伸ばす】→【中指伸ばす】とします。


 ただし例外的に、もっとも始めに学習するキーは、必ず「利き手器用に動かせる方の片手【中段】・【上段】・【下段】・【最上段】のうち、もっとも使用頻度が高いカナ(キー単位ではなく)を含む領域」とします(つまり、濁音ポストシフトや中指プレシフトのキーは、この条件には合致しない)。【小指】・【小指伸ばす】・【中指伸ばす】は含めません。
 使用頻度は、概ね「いうんしかとてなのはにすたでき、」の順で探せばよいかと(注:M式の頻度表を使う方がより良い)。
 ※キー領域制限(下線部)は、2005年6月27日1:12:15に追記しました。
 ※それに伴い、下部JISかな・右利き用についても同時刻に追記しました。


 JISかな・右手優先利き用では「ん・く」を含む【右手中指伸ばす】「な・に」を含む【右手上段】領域が最初となり、JISかな・左手優先利き用では「て・い・す」を含む【左手上段】領域が最初となります。
 飛鳥・右手優先利き用では「ん・い・か」を含む【右手中段】領域が最初となり、飛鳥・左手優先利き用では「し・う・て」を含む【左手中段】領域が最初となります(ただし、レフティー飛鳥を使う場合は「か・い・ん」となります)。
 月配列U8版・右手優先利き用では「ん・い・か」を含む【右手上段】領域が最初となり、月配列U8版・左手優先利き用では「こ・し・て」を含む【左手上段】領域が最初となります。
 その他の配列においても、同様の方法で「始めに打鍵練習して欲しいキー列」を決定してください。


 最初のステップでは、最初の領域内キー中から2キーを選んで「○△○」のような繰り返しとする例を、組み合わせ可能なキー数分だけ作成します。
 以降のステップでは、【最初の領域内キーから選んだキー】→【練習すべき領域内キーから選んだキー(シフト機能を持つキーでも良い)】→【1キー目と同じキー】のような繰り返しとする例を、組み合わせ可能なキー数分だけ作成します。
 (つまり、かえでメソッドでは「最初のステップ」で選んだキー列を徹底的に打鍵しまくる事になります。そのため、「最初のステップ」は必ず「より習得しやすい」利き手器用に動かせる方の片手側に用意する必要がある…というわけです。)


 ちなみに、かえでメソッドでの練習キーは常に「○△○」となりますので、「○」の部分にはシフトキー(濁音シフト・半濁音シフト・中指シフト・子音シフトを含む)を使うことができません。
 この制約があるため、「Dvorak配列の右手用かえでメソッド」は制作不可能です(ACTは右手のみで拗音が入力できるので、右手用メソッドも作成可能)。
 また、月配列3-285系の「S5・S6シフト面」をかえでメソッドに入れることはできません(無シフト及びS1〜S4までは問題なし)。


 …だいたいこんな感じかな。
 ルールを決めておかないと、他配列用のかえでメソッドが作れなくなりますので(それではさすがにまずいですし)、ひとまずメモしておきます。