Re:入力システム乗換え考(@もう日本語入力に悩まない!_M式入力と脳力開発さん)

(言及:入力システム乗換え考)

代理戦争〜の件、言及いただきありがとうございます。


 入力の理想としては、誰もが異を唱えることなく「目的とする品質の文章を、ストレス無く入力できること」にあると思います。
 ただし、この「ストレス」と言うのが結構厄介な代物のようで、人によって感じ方の量や方向性がまるで異なるのだということを、最近の日本語配列界隈では数多く思い知らされた気がします。


 私の場合、飛鳥よりもQwertyローマ字入力の方が「入力速度自体は速い」のですが、Qwertyローマ字入力で文章を作るとどうにも「細切れでやる気の無い文章」に仕上がってしまいがちです。
 それは一旦AZIKへの移行で解消されたのですが、これもそのうち「ひらがなでだらだらと書く、という用途にはあまり向かない」という事が気になり始めまして、結局はカナ系に回帰した、という経緯があります。
 はじめてタッチタイプしたのがJISカナでしたので、結局はそういう書き方に戻ってみたいという欲求に駆られたのかもしれません。


 将来的には、カナ入力から入った人は「いつかカナ系に回帰する」はずだと思います。こればかりはどうにも変えようがないという気もします(仕事での打鍵は別として)。
 では、M式が立ち入る余地はどこにあるか?となると、やはり「ローマ字入力から入った人」がターゲットになるのでしょうか。


 かな打!のshinoさんは【面白そう。でも私はやらない。】では

「かな入力」は機能が標準でついていて、キーにも表示があるけれど使わない・使わせない。

と書かれています(JISカナを知る者としては、確かにこれはおかしな制限行動だと思います)。
 何の追加投資も無しに使えるJISカナさえも使わせない(使いこなせる人がいない?)、そんな環境にM式を導入してもらうための術があるだろうか…となると、ここはまず遠回りして「JISカナとQwertyローマ字の両方で練習」してもらい、「ローマ字入力が良いけど上手く打鍵できない…という人にM式を勧める」方が、問題意識を持ってM式に取り組んでくださるはずなので、結果としては良い方向に進むのかもしれません。


 JISカナかQwertyローマ字を無事習得できてしまった人に対しては営業できなくなりますが、その時は「もし習得できない方を見かけましたら、カナ系の○○とローマ字系のM式をよろしく!」と(選択肢の一つとして)提示されれば、押しつけがましさをスッキリと消したままでの宣伝が出来るのではないか、などと考えていたりします。
 (などと偉そうに書いていますが、私は営業経験ゼロですので、上の例は眉唾物です。)


 これからのM式が、「どういうユーザー層に向けて」宣伝を行おうとされているのか、という点には興味が尽きません。