逆スロープ・キーボード

  http://www.sol.dti.ne.jp/~cdrcarco/
 この「逆スロープ」というスタンスは、意外と良い感じ。
 …手元のキーボードは常にスロープを倒して(ほぼ並行にして)使用していましたし、倒してもスロープがあるキーボードは正直言って嫌いでした(スタンドを倒すとフラットになる、キーボードハウジングの薄いキーボードが好みなんです)。
 ところが、倒すとフラットになるキーボードを好んで使ってはいたものの、逆スロープをかけて使用しようとは思っていなかったので、今回のこれはちょっと衝撃的でしたね。
 「ノートPCを膝に乗せて使いたくなる(…実際には廃熱の問題で無理っぽい)」ということと、少々通ずることがあるのかも…なんて考えてみたりもして。

 …で、早速ノートPCの手前側に物を挟んでテスト中です。
 盤面が見づらくなるということが「デメリット」として書かれていますが、そもそも「盤面が見やすい=盤面を見る癖が抜けにくい」訳ですから、タッチタイプを目的とする人にとってはむしろ逆に「メリット」となるのではないかと。
 このほかにも、色々なところから引用している様で、拝見していてかなり面白く、また参考になりました。


 ただ、指の長さを元に考えたという新ホームポジションについては…疑問がありますな。
 案で行くと、楽に指を置くためには「小指〜中指が平行に並ぶくらいに肘同士の間隔を広げる」必要が出てきて、打鍵時に手元のスペースをかなり要するような予感が。

 一般的な、肩肘をあまり開かない姿勢とするならば、案通りのこういったホームポジション
○○○○○ ○○○○○ ○○○
_●●●○○ ○○○○● ●●
__○○●○○ ○○○●○ ○○
___○●○○○ ○○○●○ ○
では無理があるので、
○○○○○ ○○○○○ ○○○
_○●●○○ ○○●●○ ○○
__●○○●○ ○●○○● ○○
___○○●○○ ○●○○○ ○
とか、ちょっと変えて
○○○○○ ○○○○○ ○○○
_○●●●○ ○●●●○ ○○
__●○○○○ ○○○●○ ○○
___○○●○○ ●○○○○ ○
とかが良いかも…とか。

 でも、飛鳥での打鍵感を元にすると、なんとゆーか、
○○○○○ ○○○○○ ○○○
_●●●●○ ○●●●● ○○
__○○○○○ ○○○○○ ○○
___○○●○○ ○●○○○ ○
こんな感じでシンプルにするのが、案外最もヨサゲな気が。


 ちなみに、一番下に示した指の置き方は「俺が飛鳥で打っているときのポジションを、単に1段上にずらしただけ」だったりします。
 こういう配列と、飛鳥カナ配列との意外な接点を見つけたかも…などと思ってみたりして。
 ホームポジションというものについて、少しばかり深く考えさせられた1日でした。