「絵」の持つ訴求力には、さすがに敵わないかも…。

 発作的に、綿矢りさ著「インストール」を購入…とはいっても、小説版ではなくマンガ版の方。
 個人的には「作者が書いた素のままの作品」よりも、「誰か別の人のフィルタを通った後の作品」の方が好みなので、ちょうど良かったりもして(但し1刷は2003/03なので、2年弱の遅れで購入した事に…相変わらずズレてますな)。
 内容は…その世代らしい底本の表現を巧く生かしているっぽくて良い感じだと思います。というか、ここで「底本の表現が拙い!」とか批評してもしょうがないでしょ。誰にでもそーゆー年代があって、そこから段々味が出てくるモノなんだから。


 …で、これを読んで忘れていた記憶を引き出してみると、俺が「ネットチャットしようぜ!」をオチとして書いた「ローマ字入力メモ」って、2001年3月20日 2:02:01頃(WaybackMachineより)に書いていたんですな。
 この当時って、掲示板もどきのwebベースチャットが流行っていたよな…だから小説版のそれが出た当初はまるで購買欲がわかなかったのだと、今更ながらに納得。


 しかし、絵の持つ力は偉大ですな。
 書くには時間が掛かるだろうけど、読み取りに要するのは一瞬だからねぇ…
 それ以前に「書く・描く」どちらもダメダメな俺が書くべき問題ではないですな…反省。それと、小説版も読まないとね。