飛鳥配列には、確かに「言葉を綴る」行為を楽しくさせる「何か」がある。

 始めは配列を作成しているRay氏の「発言」が、そう思わせるだけなのかとも思っていたのですが(実際問題として、ちょくちょく配列を変えた上でその理由をきちんと明示するとゆー行為自体が、他の配列では行われていないようですし…)、どうもそれは直接的には関係ない様なのです。

 飛鳥のページに「理屈は覚えなくても使える」的なコメントがあった事を思い出し、最近では(失礼とは思いつつも)一切配置換えの解説を読まずに新配列を試すようにしているのですが、新版へ移行しても「言葉を綴る楽しみ」が失われるような感じは全くしないのです。

 …って、こんな事を書いてると「また宗教かよ」とか言われそうで怖いのですが(苦笑)、少なくとも飛鳥配列は、インターフェース改変の鉄則「馴染んでいるインターフェース(文字配列は旧JIS、シフト操作はNICOLA)に近く、なおかつそれらの不便な点を少しずつ変えていく」を辿っているだけに、結構(いや、かなり)良いセンをいく配列だと思うんですよね…。

 後は(俺個人の課題として、だけど)どうやって飛鳥配列を「簡単に」覚えられる方法を探すか、だよな…こればかりは(特にローマ字入力とは違ってパターン化しづらい配列だけに)相当苦労させられそうな予感もするけど、課題は難しい方が楽しみ甲斐があるだけに、いつかは提示してみたいと考えてみたりもして。
 (案外、「連続シフトを多用する言葉を並べるだけ」とかいう単純なものが回答になる可能性もあるけどさ)
 

試すためには21c259、覚える期間も21c259。ある程度覚えてから最新版を追いかけるほうが良いかと。@飛鳥配列

 21c269は「打ち慣れてくれば」とても良い配列なのですが、それでも「始めて触る人に対する優しさ」に限っていえば、21c259の方が結局は(若干ながらも)優れている気がします。
 それに、21c259自体は未だ最新版からそう離れていない事もあり、21c259を覚えてから最新版へと一気に移行する場合であっても負担が軽い点は見逃せません(21c207はその点、すでに離れ具合が大きいですし…)。
 とは言っても、細かな位置関係も気にする人にとっては、素直に最新版から始める方が良いのかもしれませんが…ここはあえてしばらくの間、21c259をプッシュし続けてみたい気分ではあります。

ローマ字入力は逐次入力でこそ快適…なのか?

 最近になってまたいつもの病気が始まり、結果としてローマ字同時打鍵方式の「イオン配列」なんて代物が出来上がってしまったのですが、そもそも私生活上からローマ字逐次打鍵方式入力を排した身の私としては、「えー、ローマ字入力ってだけでダメじゃん」な気もしていました。
 でも…(自分自身で作っただけに)意外と楽に打ててしまうものなんですな。
 要するに、私はローマ字入力がダメってゆーよりも逐次打鍵がダメなのかも…と最近思い直してみたりもして(「NICOLAの時と全く同じ感想」って点が、いかにも考え無しではありますが)。
 ただ、暫くAZIKから離れていたせいもあってか、さすがに母音拡張は操りづらくなってました…ローマ字入力(というかAZIK)の時は「子音-子音-母音-母音」って区切りが頭の中で自然と浮かんできていたので気づかなかったのですが、どうにもこの「拡張母音」とゆー考え方自体は、普段実生活では使わないだけに、簡単に忘れてしまい易い様なのです。

 …で、細かな問題として「イオン配列」はどんな配列と干渉するか、とゆー話になると、途端にややこしくなるんです。
 というのも、そもそも逐次打鍵であるローマ字入力と混同する恐れは無い様にも見えるし、かといってNICOLA/飛鳥/姫踊子草配列や花/月/中指ニコラと混同するか否か、となると…おそらくは姫踊子草配列とのみバッティングして、その他の配列との混同は起きないような気もします。
 あるいは逐次ローマ字入力・両指親指シフト系同時打鍵式配列との両方に干渉してしまうかもしれませんし…。
 まぁ、少なくとも母音・子音分離型ローマ字入力のさくら配列/和ならべ配列とは混同するはずですので、これらを試そうとする人はイオン配列を試用するべきではないと思います。

@案200410261239版、Qwerty配列による代用表記例。

 「イオン配列」は、( ji f / go xj ak jo gl j, )ローマ字を( x; u cl w _ )同時打鍵で( qp w ql dn qh )入力する( r je x j; dk sk xk )とゆー( a; jd u )変態( gn ao )ローマ字( x; u cl w )入力方法( r je x j; dk gp gp )です。( qh sk j. )
 通常、( ai w jq j, )ローマ字入力では( x; u cl w r jk k x j; dk qh gl j, )最も長い( c; : a; c; rl el f )組み合わせで( dk c l z sh qh )「子音・子音・母音・母音」の( ji s m j/ s m j/ t; m j/ t; m jo r; )組み合わせを( fk c l z sh _ )取りますが、( a; x cl sk el j, )イオン配列では、( f / go xh ak qh gl j, )通常の( ak k w jq r; )ローマ字入力では( x; u cl w r je x j; dk qh gl )連綿打鍵となる、(xn cn ql dn a; rl xk )小書きの( d; el d r; )「ゃ」行を( ji jl jo e jq _ )単独で打つ( a. q; dk qh k aj )事とし、( d; a; a; s j, )二重母音のうち( r w je r; m r; j a )使用頻度の( s ja k g j q; r; )高いものを( al dl f c; r; _ )母音として( t; m a; s ah )配することにより、( go sk xk d; a; r ja x j, )常に( ak rh r )「子音・母音」のみの( ji s m j/ t; m jo r; c r; )関係になるよう( d. dy r rl xk ja k )仕様制限する( s ja k sy en sk xk )事により、( d; a; r ja x j, )同時打鍵での( qp w ql dn qh r; )混線を排除しています。( d/ sn _ go w j; s ah f cl sk j. )
 …うーん、例文としてはまさに最悪か。

#2004/11/03#@改0訂1版、Qwerty配列による代用表記例。

 「イオン配列」は、( ji f / go xj ak jo gl j, )ローマ字を( x; u cl w _ )同時打鍵で( qp w ql dn qh )入力する( ru x j; dk sk xk )とゆー( a; jd u )変態( gn ao )ローマ字( x; u cl w )入力方法( ru x j; dk gp gp )です。( qh sk j. )
 通常、( ak k wn j, )ローマ字入力では( x; u cl w ru x j; dk qh gl j, )最も長い( c; : a; c; rl el f )組み合わせで( dk c l z sh qh )「子音・子音・母音・母音」の( ji s m j/ s m j/ t; m j/ t; m jo r; )組み合わせを( fk c l z sh _ )取りますが、( a; x cl sk el j, )イオン配列では、( f / go xh ak qh gl j, )通常の( ak k wn r; )ローマ字入力では( x; u cl w ru x j; dk qh gl )連綿打鍵となる、(xn cn ql dn a; rl xk )小書きの( d; el d r; )「ゃ」行を( ji jl jo en _ )単独で打つ( a. q; dk qh k aj )事とし、( d; a; a; s j, )二重母音のうち( r wu t; m r; j a )使用頻度の( s ja k g j q; r; )高いものを( al dl f c; r; _ )母音として( t; m a; s ah )配することにより、( go sk xk d; a; r ja x j, )常に( ak rh r )「子音・母音」のみの( ji s m j/ t; m jo r; c r; )関係になるよう( d. dy r rl xk ja k )仕様制限する( s ja k sy en sk xk )事により、( d; a; r ja x j, )同時打鍵での( qp w ql dn qh r; )混線を排除しています。( d/ sn _ go w j; s ah f cl sk j. )
 …うーん、大して変わらないか。