PFU、ついに親指シフトKB製造に参戦……じゃなかった。PFU、出荷済HHKB/Proが「親指シフトキーボードに変身しちゃう」魔法を開発しやがった。

 昔、私は JIS X6002キーボードと、親指シフトキーボードとを、ハードウェアレベルでキートップ入れ替えできるキーボードの話【New Standard keyboard "NICO-LOMA" for Thumb-shift layouts and JIS_X_6002 layout. - 雑記/えもじならべあそび】を書きました。
 もちろんこれ、実際にやると高コストになるのは目に見えてるので、現実的ではないな……と。


 ところが、もっと低コストな方法をPFUが開発してました……いや、ほんとに肝心なのは「低コスト、だけじゃない」ところか。
 この方法って、つまりは「すでに普及しているHHKB/Proプラットホーム製品を」そのまんま親指シフトキーボードにすることができるわけです。


 FKB8579-661EVにイライラしていた、おっきなおともだちのみなさんがた♪憧れの東プレOEM親指シフトコンパクトキーボード、ついに来ちゃいましたよ!

 今までは「富士通本体がフルサイズ2本、富士通コンポーネントがコンパクトサイズ1本」って形で製造してた……けど、これにPFUが「既存出荷済のHHKB/Proプラットホーム製品を、遡ってNICOLA向けに変更できるキット」の提供で応援するって形になるのは、結構面白そうな話と思う。


 富士通ノート用の高級リンク機構を流用してFKB-7628-801というパッケージに仕立ててみたり、Japanist2003をWindows7/64にまでパッチアップで対応させてみたり、すでに十分数が出ているプラットホームを遡れる裏技を考え付いてみたり……やっぱ富士通の中の人って変態揃いコスパについて真剣に考えてるんだな、と。
 いいなぁ……こーゆーところがあるから、なんか富士通ってイイなぁ、と感じてしまう。