かえで****あすか配列のつくりかた──アイツに『だからぁ……なんで「キモチイイ?」って訊き方なの?それって演技の強要だよ!?』と囁いてみたい。
(過去:かえで****あすか配列のつくりかた──構想編、または妄想編。 - 雑記/えもじならべあそび)
(元ネタ:(思考実験)『バスケット方式』で作った配列を、さも『優先順着席方式』で作ったかのように紹介するとか、そーゆーのってアリなんだろうか。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:「かえで****あすか」について、速度コンテスト?をやります。 - 雑記/えもじならべあそび)
(現実:(memo)「かえであすからしさ」とは何か……。 - 雑記/えもじならべあそび)
前回に引き続き、このネタは↓の小さい方(あすか)が喋っているものだと思ってください*1。
これは思考実験です。現実の配列設計を正しくトレースしているわけではありません。
想いを素直に『囁く』ための、かえで****あすか。
私は、想いを心地よく囁きたい……ので、そうすることができたときに『かえで****あすか』って名づけたいと考えています。
何かを『主張』するとか、あるいは『叫ぶ』とか……そーゆー雰囲気ではなくて、やっぱり『自然に、ゆったりと、囁く』ように使えるものが欲しいんですよね……。
そして、入力法で『囁く』となると、ぜったい気になるのは『文字を入力するときの、音と、手つき』ですよね。
『バタバタ』とか『ダダダダッ』とかいう、はしたない音を立てちゃうと『囁いてない』気がして、どうしても嫌になってしまう……そんな感触を出さないためには、いくつか工夫をしてあげないとダメだよね?って思います。
そんなことから、『囁き』を演出するために、どんな工夫が必要になるのか……じっくり考えてみました。
- 触られる立場(キーボードさん)になってみたときに『がっついていて、痛い』と感じるような触られ方にならないようにする。
- もちろん冗談じゃなく、本気。『何時間でも飽きることなく、身体を使ってじっくりと囁く』んですから、身勝手に痛そうな触り方をするとかアリエナイ。そして、そんなことをやっていたら、自分の手指だって痛くなってくるし。打ってみてウルサイ指使いは、きっと問題が潜んでいるはず……なので、そーゆーのがでしゃばる機会をとにかく減らしたい。
- 触る立場(指さん)になってみたときに『動物的ではなく、辛い』と感じるような触り方にならないようにする。
- ノートパソコンのキーボードを使う。
- 小指は引っかかると痛いので、小指を使わずに済むなら、そのほうがいい。
- 小指って、ものを強く握ったりするとき重要な指……なのだけれど、その調子で打つ癖が出てしまってうるさくなるのは、どうしても避けたいし。
……と、こんな感じで縛りつけて、カナのパズルを並べてみようと思います。
こんなことをしたら『速く打ちたい人にとっては邪魔ばかりしている』ことになるけど、それを目指す人にとって必要なものははじめから普通のパソコンで使えるから、そこに挑戦するのはちょっと違うかな……と。
目指すところが同じなら、わざわざルールを作り直す必要なんてないと思う。私は『日常を心地よく囁きたい』から、それに見合うルールを見つけて『かえで****あすか』って名づけようと思う。
小指は使わず、吐息を添えて囁く。
さっき「小指は引っかかると痛いので、小指を使わずに済むなら、そのほうがいい。」って条件を出したけど。
これは結構厳しくて……ホントにやろうとすると、実質↓くらいしか使えないことになる。
──────────── WE IO SDF JKL XCV NM,. 無 変 ────────────
使えるキーが19個しかないし……。
こーゆーとき、この範囲に文字をまとめる方法はいくつかあって……
── | 行段カナ配列 | 非行段カナ配列 |
---|---|---|
全キー同時シフト | イオン配列 | 姫踊子草入力法 |
特定キー逐次シフト | かえで携帯配列 | 新JIS配列系 |
特定キー同時シフト | M式 | NICOLA、TRON |
それと、肝心なこととして……
- きっちり19個のキーに収めるのか?
- 19個を主に使い、そのほかのキーも使うのか?
……と、この2点は決めなきゃいけない。
「ぜったい19個に絞る」となると、『導入初期には』それを速く覚えられるけど、イマドキの子達はローマ字入力を小学校から習い始めるくらいだし、それより若くない人でも『表現する人』なら何かの入力法はつかえているはず……それと、カナだけ絞っても、アルファベットの入力とかはそのまま使うし、カナだけ19キーに絞り込んでしまうと『カナと英字を切り替えたときの、印象の違いに戸惑う』気がする。
……って、そういった外的要因を除いたとしても、そもそも「絞りすぎると、はじめに決めた左右の分別についての話(↓)」が、実現できなくなってしまうんですよね……。
アの段──なんか……すごくリバーシブルばっかりな印象。ざっくり右手担当!って感じ。
イの段──攻めな【きぎしじちぢぢにひみり】は、諸事情で左手担当!って決めたけど……リバーシブルな【い】だけは、絶対右手だよね……。
ウの段──イの段とは、まるっきり逆という印象。受けの【う】は絶対左手だけど、ほかは全部攻めかリバーシブルっぽい……ほとんど右手担当な予感。
エの段──なんとなく、受けっぽい……左手担当、かな。
オの段──バリバリの攻めって感じだから……右手担当で。
(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20110430/1304096669 )
行段カナ配列だと、カナのうち多くを交互打鍵──というか両手──でなければ表現できないから、これはちょっと私の感覚に合わないなぁ……そうすると、【行段カナ系】は×だから、自動的に「ぜったい19個に絞る」ってのもあきらめることになる、と。
同じく左右分別の話があるから、同じく両手同時──というか片手同時の回避──に依存しなきゃいけない『全キー同時シフト』も×になるのか……。
のこりものの『特定キー逐次シフト』『特定キー同時シフト』は一緒に使えると思うので、これに【非行段カナ系】を載せる形にすれば大丈夫かな。
そうすると、使えるシフトキーは親指位置か、小指位置かのどっちか……になるけど、さっきも言ったとおりに『小指を使わずに済むなら、そのほうがいい』ので、使うなら親指でシフトするのがよさそう。
こうなると、昨日の『利き手とカナの相性』を満たすためには、今日のように『非文字キーシフトの、非行段カナ系』で作るしかないことになる、と。
なんか、作るのがすご〜く面倒なことになりそうな予感。
……でも、なんとなく、形が見えてきた気がする……とりあえず今日はこんな感じで。
──後日続く。*3──
【2011年06月19日追記】
ただいま、『バスケット方式』で作った配列を、さも『優先順着席方式』で作ったかのように書いてみるテストを、(かなりざっくりなのですが)やっているところです。
後続の記事は↓になります。
なお、先頭記事は↓になります。
*1:あと、タイトルの言選りについてですが……これは字面通りの意味ではなくて、「(物言わぬ相手に対する)訊き方」について、より深く考えてみよう!という意味につなげたくて、こういうかたちにしました。困ったことに?キーボードも指も「語ってくれない」という意味では同じですので……。
*2:MODAPTSで言うところの「M1〜M2」あたりが、無意識動作の範囲として自然なんじゃないかと……そう感じているところで。「M3」以上は限りなく避けたい!と感じていたり。
*3:相変わらず変な感じで進行中です……配字に入れば脱線も減ると思うのですが、今日は今日で「配字以前」のところに躓いていたことに気づいたので、結局こうして穴埋めするハメに……できればさくっと切り上げたいのに、それがさっぱり進まないとはorz。