どっちかの声が好き……ってのじゃなくて、「混声」の危ういバランス加減が好きなパターンだった。
試聴して、これは良いかも……と思った。
- アーティスト: TEAM純情
- 出版社/メーカー: LINK-UP
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: CD
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坂井泉水じゃないけど、それこそこーゆーパターンのアーティストの声って「コンプレッサを掛けると、とげが抜けて死んじゃう」から、あんまりコンプレッサは掛けないで欲しいな……と思う。
6dBくらい低くてもいいじゃない、多少声量が揺らいだっていいじゃない。
マイクを前に歌う「エネルギッシュな声」を、へたに丸めたりせずに、そのまま入れる方が良いんじゃないかな……。
マキシシングルが「フルビットめいいっぱい使いたい病」にかかるのは仕方がないところもある……けど、これでアルバムを出すなら、アルバム版については「コンプレッサに突っ込む直前の音声レベル」を6dBくらい下げてでも、「コンプレッサによって、声質を殺したりしないこと」を優先してみるほうが、利き手に「より距離感の近い雰囲気」を伝えられると思う。
……あと、アルバムを出すならもう一つ、ボーナストラックに『ちょっとした仕掛け』を突っ込んでもらえるとうれしいかも。
二人の声でそれぞれに1トラックずつ、コンプレッサもイコライザも全く掛けず、かつモノラルマイク収録で
歌い手:「あーーーーーーーーーーー(10秒ほど)。(少しあけて)さきほどの声は、私から○○○センチ離れたマイクロフォンの、すぐ近くにおいてある○○社製○○騒音計での計測値で、○○.○デジベルでした。」
って台詞を突っ込んで欲しい。
リスナー側が用意しているスピーカーは、それぞれに周波数特性が違うから、同じ音量になるようにボリウムを調節しても「全く同じ帯域バランス」にはならないけど、モノラルでこうして提供されたソースを元にリスナーがボリウムを調節すれば、リスナーが聞くときに「等身大の声の音量」を再現するには、多少なりとも役立つんじゃないかな、と。
……で、↑であわせた音量のままで聴くと『アルバム内の曲については、実際に録音ブースで、マイクの位置にリスナーが座っているかのように聞こえる』ように、アルバム内全曲の音量を揃えてもらえれば、CDを聴く人にとって「ノンPAライブ」かのように聴こえるはず……と、そんな遊び心があると面白いのかな、と思う。
……って、こーゆー事を書くと「お前はレコーディングのことを何も知らないから、ンなアホな妄想を語るだけだろ」って指摘される……んですけど、それを承知の上で書いてる戯言だってのは自分自身理解してるつもりなので、実際にこう成ってくれることはないだろうな、とは思うんですけどね。
こーゆー事をやってくれるアーティスト&録音技師は、どうせ誰一人としていない……とは思うのだけれど、とりあえず書いてみるテスト。