点字のエンコード規則が、何気に興味深い。

 正直、エンコード規則を見るまでは「何で6点なの?8点にすればX0201カナが全部押し込めるじゃん。」とか思っていた……のですが、点字エンコード規則は「(半)濁点&拗音プレフィックス」の「行段系構造」になっていて、ポストフィックス方式にありがちな「組文字での読み違え」を防ぐ仕掛けになっているらしい……なるほど。
 カナの表記ルールは表音主義で、やっぱりローマ字の影響を受けてる……これは、単純換字じゃだめで、点字との変換をするには「翻訳」に近い作業が必要になるかも。


 それにしても面白いなぁ……出現頻度を比較的よく考慮していて「打ちやすさが酷くなりにくい」し、DC成分の影響が出にくいから「読みやすさが損なわれることも少ない」ってゆーのは、実装者が日本語の特性を理解していたからだとおもう。
 これが鍵盤になると、点を左右に広げたようなもので打ったりするんだよね……。
 点字ディスプレイ方式でもいいけど、専用キーボードを使うなら「フォースフィードバック」をうまく使って、キーボードから文字が「跳ね返ってくる」ってのもアリかも。


 もともと「運動性能に不自由を来たしたとき」のための入力法については、だいぶ前から暖めてるのがある……けど、仮に視覚を失ったときに、どうすれば良いのかは、正直あまり考えてもいなかった。
 音声合成で読ませる……ってのもフィードバックとしてはありだけれど、点字を覚えながら打つには、光ナビゲーションならぬフォースフィードバックナビゲーションもよさそうな気はする。