全ての料理は「万能包丁1本」でこなすべきなのか。


 ……これがたぶん、「けん盤配列を、一つだけに決めるべきなのか?」ってことに、一番?通じてる気がする。


 私の場合、こんな感じで使い分けてる。

× ケータイ パソコン 手書き
自分のもの かえで携帯配列 かえでライティあすか カナ&漢字崩し
人様のもの かなめくり配列 旧JISX4063ローマ字入力 なるべくマトモに


 そして、10年前はこうだった。

× ケータイ パソコン 手書き
自分のもの かなめくり配列 AZIK(小規模版) AZIK崩し
人様のもの かなめくり配列 旧JISX4063ローマ字入力 なるべくマトモに


 さらに、20年前はこうだった。

× ケータイ パソコン 手書き
自分のもの 持っていない。 JISX6002かな かな崩し
人様のもの 持っていない。 JISX6002かな なるべくマトモに

 その時々に応じて、とりあえず「合っていそうなもの」を使ってきた……と。
 この選択が「正しかった」のかどうかは、わからない……けれど、今後については運用の中から「次に選ぶべき道」を探していくしかないと考えてる。


 道具って、「作り手の意図」と「使い手の意図」が、必ずしも同じでなきゃいけない……という必要はない。
 包丁でにんにくを潰そうが、鋏で硬いものを摘み上げようが、「ユーザーが目的を達成できれば、それでいい」話だし。
 そういう「使い方の工夫の一つ」として、けん盤配列の変更……ということが認知されると良いな。


 #それにしても、10年後に私は「かえでライティあすか」を使い続けているのだろうか……そのあたりは、私自身にも、よく解らない。
 #「かえでおどり配列」では達成できなかった「シフト残り対策付きの、連続シフトな文字キー同士同時打鍵系配列」*1に、面白いものがあれば、また乗り換えてみる……のかも。

*1:なんかヤヤコシイ風に見えるけど、「やまぶき」か「繭姫」なら実装可能なスコープにあるだけに、わりと普通の?構造を持つ配列になると思う。飛鳥カナ配列のように「連続シフトによる見かけコストの圧縮」をうまく使った文字配列設計ができると、文字キー同士同時打鍵系の配列にも「ものすごいもの(左手をシフトキー群として使い、右手に高頻度カナを超多段割り当てするとか)」ができそうな気がする……たぶん、「文字キー同士同時打鍵系配列」の終着点は、そういう【ピアノ的?な左右負荷比を持つ】群の中にあると思う。