XMBPM(クロスメディアバー・プレゼンテーション・メソッド)。
SONY製の映像製品を持ってる人なら誰でも?知ってる、あのXMBの考え方で遊ぼうという話。
用意するもの。
- 両面テープをべたべたと貼っても良い場所(壁とか、ホワイトボードとか、その他その他……)。
- ↓を40枚。
コクヨ クリップボード ワイドクリップ ライトグレー A4S ヨハ-W73LM
- 出版社/メーカー: コクヨ(KOKUYO)
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: オフィス用品
- 購入: 2人 クリック: 9回
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- 厚手の両面テープ(はがす必要がなければ↓を使おう)。
3M スコッチ 超強力両面テープ 金属用・一般材料用 19mmx10m PVG-19
- 出版社/メーカー: 3M(スリーエム)
- メディア: ホーム&キッチン
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事前準備。
- ↓を、壁とかに「縦方向5枚・横方向8枚」貼り付ける。
コクヨ クリップボード ワイドクリップ ライトグレー A4S ヨハ-W73LM
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つかいかた。
- XMBと同じように「左上端から右上端へと順番に、最上段だけを使って」、言いたいことを単純化したものを並べる。
- 一番上に貼ったものに対して、必要と思われる補足説明を、該当する紙の下方向へと並べる。
- たぶんいらないだろうけど、とりあえず挟んでおかなきゃ……ってモノは、下方向へと並べた紙と一緒にバインドしておく。
- 一番上に貼ったものに対して、必要と思われる補足説明を、該当する紙の下方向へと並べる。
……要は、「最上段に貼ったものの根拠は下方向に並べる」ということと、「下方向に並べたものの根拠は奥行き方向(まとめてバインド)に並べる」というだけの話。まさにXMB(違)。
たぶん……。
誰かが既に、どこかで発表している話……だと思うのだけれど、私はソースを知らないのですよorz。
ちなみに……。
40枚という枚数には、特に根拠はないです(なんとなく思いついただけの話)。枚数はテキトーに調整してください。
(2008年11月11日23:16:23)XMBPMを使うメリット。
- 資料を作りやすい。
- 資料を差し替えやすい。
- 資料を除去しやすい。
- 資料を追加しやすい。
- 資料が少なくても見栄えがする。
- 資料が多くても読む順序に困らないし、見る人も見る順序に困らない。
- (多くの人が見る場合に)一番遠くの人でも「最低限伝わってほしい、一番上の資料だけは」きちんと見える。
- 資料が多くても(3次元展開できる範囲であれば)プレゼン本体に支障をきたさない。
- (説明深度を容易に変えることが出来るので)割り当て時間の量が突発的に変わっても平気。
- (SONY映像製品を使ったことがある人にとっては)ほぼ説明なしにメソッドを実践できる。
- 左上から左下に向かって「あ・い・う・え・お」というスライド識別符号を割り付けて、ひとつ右の列に上から「か・き・く・け・こ」というスライド識別符号を割り付けて……というふうに50音順整理をしてしまえば、スライドを落としてぐちゃぐちゃになっても容易に再収集&整理できる(縦方向に6列以上あるなら、濁音をつかうとさらに5段増やせる)。
- それぞれのシート下に付くバックデータがある場合、たとえば「い1・い2・い3・い4……」とかいう風に数字を付加するだけでよい。
……って感じ。
作っては捨てて、また作っては捨てて……という感じで「ぐちゃぐちゃと作りまくり&捨てまくり」な制作方法を取るなら、XMBPMは案外と機能するように思う。
リソース的な都合で「高橋メソッド」を使うにはちょっと厳しいかも……という場面では、むしろこういう掲示方法が役に立つのかも。
……ただし欠陥もある。
- ツリー構造となるので、「実身・仮身構造(BTRONとか)」のドキュメント表示には使えない。
- 資料の並べ方が2〜3次元構造なので、デジタル的な方法でのプレゼン(プロジェクタなど)での表示時にはソフト側の対応が必要かも。
- 起承転結が飛んでいるかどうかを自動的に調査することは出来ない(ので、紙に出力して起結を隣り合わせにしたチェックをするなど、事前確認がどうしても必要になる)。
- 資料を弄りまくることを前提にしているので、はじめから完成されたプレゼンテーションを設計できる人にとっては向かないかも。
ざっくりと特徴を説明すると、「普通の人のための、途中編集&推敲を前提としたプレゼン手法」という感じか。
自力で資料を全組みできちゃう人よりは、資料を事前に主要な人に見せて「推敲&指摘作業を行ってもらう」ことを望む人にこそ向いていると思う。
……ってゆーか、こういうプレゼンこそ(低価格で大画面を実現できうる)プリンタインターフェース付きの電子ペーパーでやりたいんだけどねー……。