99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/16
- メディア: 新書
- 購入: 13人 クリック: 354回
- この商品を含むブログ (438件) を見る
- 科学の大元は哲学。
- 科学とみなされるためには「一つの例外もあってはならない」。
- 例外を見つけるために「実験を再現して、追証できる可能性」と「実験を再現して、反証できる可能性」があることが重要。
- 科学も歴史に翻弄されているし、歴史とは切れない関係にある。
- 「今の科学」は「一番新しい仮説の集まり」。
- 教科書などによる単純化した教育法は、仮説群に対する反証可能性の芽を摘みかねず、危険なやりかた。
- 教える側はきちんと悩むべき。
- 解っていない仮説も「仮説だと前置きして」教えるべき。
- 相手と話が通じない……という場合について、言葉の「共約不可能性」が原因だとしている。
- 複数人で1枚のマインドマップを共用できるかどうかは「同じ言葉から同じ意味を連想できるかどうかにかかっている」という話そのもの。
- 自分の仮説を絶対視するな!常にほかの人の仮説に注意をせよ。
- 世の中に完全な客観性はありえない。
- 錯視の一つとして「ネッカーの立方体」の話が出ていたけど、あれはなかなか切り替わっているように見えない私……だから私の図面は「解りにくい」とかいわれるんだなorz。
- 新たな発見はなかった(というか、内容は薄く広い)……けれども、この本もまた「まとめ方が面白い」と思う。