New Standard keyboard "NICO-LOMA" for Thumb-shift layouts and JIS_X_6002 layout.

(未来:PFU、ついに親指シフトKB製造に参戦……じゃなかった。PFU、出荷済HHKB/Proが「親指シフトキーボードに変身しちゃう」魔法を開発しやがった。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:(TitleOnly)親指シフト「キーボード」は、人間工学に基づいた設計指針を採用してなどいなかったのではないか?と邪推してみるテスト。 - 雑記/えもじならべあそび)
(過去:メモ。@2007年07月26日)
(過去:[4月1日]キートップとキートップ外し工具で「JISベースなNICOLAキーボード」を作ろう!)


 Libertouchの親指化版が出る?という憶測に乗じて(?)、ひとまず妄想してみるテスト。

基礎となるキーボード。

  • 全体のキー配置──Libertouchのまま。
  • A段(いわゆる最下段・機能キー段)のキー配置──中央付近(Tab〜空白キー)はFKB8579-661EVと同等にする(ただし空白キーは1キー幅にする)。
  • A段下のキー配置──FKB8579-661EVと同等にする(独立した変換・無変換キーをつける)。

コンセプト。

  • 【軽いタッチ&静かな打鍵音で、スペースバーが大きなキーボード】
    • ラバー差し替えにより、Topreキーボードよりも自由度を出せるところがポイント。
    • 市場にこういう「軽くて静かでスペース『バー』付き」なキーボードは、あまり存在しないはず。
  • キートップを差し替えることで、2状態のNICOLAキーボードにも変身】
    • 標準状態では非NICOLANICOLAユーザがより多く買ってくれれば、市場寿命を十分長く保てる
  • 【かな無刻印】
    • NICOLAを前面に押しださなければ、一般販売店が扱ってくれる可能性が高まる
  • 【予測変換を親指で指示できる、最下段Tabキーを追加】
    • ATOKの予測変換キーバインドが、MS-IME2007でもそのまま採用された……ので、通常変換と一緒に予測変換も親指で指定できることをアピール。
    • NICOLAバインドのTabキー位置は、こういうところで思いっきり役立つ。

販売時点でのキートップ

  • NICOLAを使わない人にとって利便性があること──とくにロマかなユーザが好みそうな配置──を最重要視。
  • FKB8579-661EVから、「左親指・右親指・空白」が外されていて、代わりに「スペースバー」がある。
  • FKB8579-661EVから、「変換・無変換」が外されていて、ここは「フタ」で隠してある。
  • キーのデフォルトラバーは全て0.34N(軽いもの)にする。
    • ホームポジションなど、誤打鍵しやすい部分のみを重くできる」ようにするため、重いラバーを予備で付ける。
  • 後退&退避キーの部分は、キートップの色を「文字キー」ではなく「機能キー」に揃える。
    • 標準状態では、NICOLAらしさの主張はここだけにとどめる。
  • JISX6002かな刻印と、NICOLAかな刻印は、両方ともつけない。
    • 「カナ刻印なし」は、ロマかなユーザに対する「ウリ」になる。
    • タッチタイプできる人にとっては、もともとかな刻印自体が無用。
    • NICOLAタッチタイプで覚えてもらうためには、カナ刻印は「つけないほうが良い」。
    • NICOLAエミュレータは「完全に統一された配列」を採用しているわけではないので、刻印は色々な意味で邪魔。
    • 見て打たれると「NICOLAユーザはタッチタイプできない」説が出てくるかも……それは絶対に避けたい。

付属品。

  • (できれば)NICOLA下敷き、色違いをあわせて2枚。
  • CD-ROMに、以下のものを添付収容。
  • 交換用キートップ
    • 【Tab×左親指の共用】&【空白×右親指の共用】スタイル用。
      • 3キー幅の左親指キートップ(キーコードはTab、嵩高タイプ)。
      • 3キー幅の右親指キートップ(キーコードはSpace、嵩高タイプ)。
    • 【無変換×左親指の共用】&【変換×右親指の共用】スタイル用。
    • A段下に隠してある変換・無変換キーの復帰用キートップ(JISX6002/NICOLAの両用)。
  • 交換用ラバー。
  • キートップ引き抜き工具。

A段のキートップに隠れている受け軸&コの字金具受け用ツメの位置。(2007年8月1日12:06:15追記あり)

 ……かなり無理があるかも。

 上の3つは、キートップの有効幅と「キー側軸&金具用ツメ」の位置指定のために書きました。
 キーの高さは、富士通コンポーネントさんからみて最適だと思う高さにしていただければ、まず間違いないと思います。
 ただし、A段に置く変換・無変換キー共用の親指キーについては……その下に(吐き出すコードが同じ)変換・無変換を置くユーザは少ないと思うので、かさ高タイプではなく、普通の高さ(=他社ワープロ専用機に似たスタイル)にするほうが良いかもです。)


 一番下は、A段キーによって隠れる部分にある「受け側軸&金具用ツメ」の位置指定のために書きました。
 メンブレンパターンはこのとおりに配線しても余裕だと思う(変換キーコードと文字キーコード・無変換キーコードと文字キーコードだけではなく、Tabキーコードと文字キーコード・Spaceキーコードと文字キーコードの同時打鍵を追加で保証しないとまずいのは面倒ですけど)のですが、問題は物理面。
 この配置で「受け側軸&金具用ツメ」とキートップを成型して、それぞれが全てのパターンで干渉せずに使えるようにするのは、結構骨が折れるかも……というところが、今一番の心配どころです。

NICOLAユーザにとって、なんかメリットあんの?これ。

  • 「無変換・左親指」と「変換・右親指」の共用のみ……という状態から、一つだけ選択肢が増える。
    • TabとSpaceが親指と共用になることを許容できれば、の話ですけど……。
  • それなりには数が出ると思う。
    • うまくいけば、標準のLibertouchよりも。
    • ついでに、NICOLAの販促にもなる(邪魔扱いされるかもしれないところは微妙だけれど……)。
  • 軽くて静かでそれなりの大きさのNICOLAキーボードが、一種類増える。

NICOLAユーザにとって、デメリットは?(2007年8月1日12:06:15追記)

  • NICOLAキートップは「おまけ」扱いになります。
  • それ以前に、そもそもこれは「NICOLAキーボード」ではなく「スペースバー付きキーボード」としての販売になるはずです。
  • 買ってきたそのままではNICOLA用としては使えず、必ずキートップを差し替えてからでないとNICOLAには使えません。
  • 当たり前ですが、部品が多い分だけ「むちゃくちゃ高く」なります。希望小売価格が23,800円とか。
  • 付属の「Japanist」はノンサポート版なので、メーカーへ問い合わせる権利は得られません。NICOLAフォーラムで質問しよう。
  • Japanistの予測変換はTabキー起動では無い(らしい?)ので、Japanistユーザにとってはあまり意味の無いキーボードかも。
    • ここはできれば、Japanist側に、ATOKMS-IMEと同じく「予測変換のTab起動」をサポートしてほしい。

そもそも「NICO-LOMA」って何よ?

  • 「ニコラ」と「ロマかな」のための鍵盤……という意味?つけた理由がよく解らんのですよ^^;。
  • NICOLA」のうち、アタマ5字を生かしている。
  • 「LOMA」は「ROMA」の表記ゆれ。
  • ……パッケージに、スマイルマークでも描いておいてください。

現在の状態。

 ……思考テスト版です。

変形パターン。(2007年8月1日12:06:15追記)

  1. 大きなスペースバーのキーボード(変換・無変換キーレス)
    • 好みに応じてA段下に変換・無変換キーを増設可能(=かつての富士通JISスタイル)
  2. 左親指で予測変換(Tab)・右親指で変換(Space)のキーボード(親指シフトエミュレータ対応)
    • 好みに応じてA段下に変換・無変換キーを増設可能
  3. 左親指で無変換(NoConvert)・右親指で変換(Convert)のキーボード(親指シフトエミュレータ対応)
    • 好みに応じてA段下に変換・無変換キーを増設可能(あまり意味は無いかもしれないけれど)

*1:2007年8月1日12:06:15追記……すっかり忘れていたので、念のため追記しました。