(TitleOnly)まともにユーザビリティテストを行っていれば、「極薄ケータイ」など生まれなかったのかもしれない。


 現物を見て、ちょっと触ってから1分ほど空想してみました……けど、アレはダメ。

  • W-ZERO3[es]フルキーボードのような「薄すぎ・押しづらすぎ」キーボードが、これらのケータイでのテンキーになっている。
    • 指先にかかる負担も大きいし、薄すぎるものをつかむというのは手のひら全体にとっても負担が大きすぎる。
  • 本体が薄すぎて、首元に押し付けて「耳と肩で挟んで通話する」スタイルが適用できない。

 普通にユーザビリティテストをやると「きちんと手に持って通話する」シーンと「収納するシーン」しか検証しない手抜きテストになる恐れがあるから、こういうところは見えてこないのかもしれないけれど。
 今の極薄端末はなんとなく「若い女性向け」としてリリースしているように感じられるけど、そっち系では未来は無いと思う。
 もしも今後ともあのラインを継続したいなら、「スーツを着て仕事をする人向け」の、柔らかくないデザインにシフトする必要があるはず。
 いずれにせよ、メインストリームにはならないだろうなぁ……というのが、今のところの感触。