「増田式練習法」の本を使う練習法@あすかはいれつ

(出力先: http://www29.atwiki.jp/asuka-kana-layout/pages/27.html )
 ※この文章は、部分的に書き換えることで「どの入力法の説明にも流用できる」はずです。
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 増田式練習法は、「ホームポジションから順に練習」と「学習対象文字を後置した特殊なテキスト」を組み合わせた練習システムです。
 増田式練習法を提供するには「増田事務所との契約が必要」であることと、増田式練習法を記した書籍には「著作権法による保護が適用される」という点には留意する必要がありますので、今回本文の説明においては「書籍を購入して、その書籍と対照しつつ練習を行う」という方法を採用します。
 #それ以前に、増田式練習法は「純粋テキストでは表現しづらい(どうしても図表が必要となる)」という特徴もありますが、それはまた別の話でして。


 増田式練習法を行うためには、それに対応した教材なりコンテンツが必要となります。
 現在、「ローマ字入力Qwerty英字入力」を練習するための書籍は販売されていますので、これをまず書店で購入してください。
 

 増田式練習法は「飛鳥カナ配列」には対応していませんが、基本的に「タッチタイプ(キーボードを見ずに文字入力すること)」や「英字入力」の技術は飛鳥でもそのまま生かせますし、発案者たるRayさんは「英字キーを基にした説明を度々行う」都合もありまして、結局はこの本を基礎として学習する価値はあると思われます。


 飛鳥カナ配列は、現在どのパソコンでも使える……という状態にはありません。
 そのため、飛鳥を練習する場合は、少なくともそれ以前に「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」か、「JISX6002かな入力」のどちらかを使いこなせる必要があるでしょう。
 どちらを先に覚えるかは「人によって好みで選べばよい」のですが、飛鳥カナ配列が「かな系」なので、これと混乱する可能性が少ないという理由で「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」を学習しておくほうが、後の学習を妨げる恐れが少ないのでお勧めかもしれません……もしも既に「JISX6002かな入力」を使いこなせているのであれば、それを維持しても構いません。
 それと、「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」と「JISX6002かな入力」のどちらを覚えるか……という話とは無関係に、「Qwerty英字入力」は別途習得しておく必要があります。



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 では早速、下準備として「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」と「Qwerty英字入力」を習得しましょう。
 ただし、既に「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」と「Qwerty英字入力」、もしくは「JISX6002かな入力」と「Qwerty英字入力」を【タッチタイプで】打てているのであれば、この作業は飛ばしても構いません。


 先にも述べたとおり、「JISX6002かな入力」はかな系なので、同じくかな系の「飛鳥カナ配列」と干渉する恐れがあります。
 もしも「JISX6002かな入力」を【タッチタイプではなく、見ながら入力している】のでしたら、ひとまずここでは書籍に沿って「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」と「Qwerty英字入力」を【タッチタイプで】練習してみてください(この場合、「見ながら入力している」JISX6002かな入力の入力に悪影響を及ぼす恐れはないと思われます)。


 仮に「増田式だけでは興味関心が持続しない!」という場合は、「50音順に練習する」とか「シャドータイピングを取り入れる」など、自身の興味関心があるほかの練習法を自由に取り入れて練習してみると良いかもしれません。
 自身が興味関心を持って取り組める環境を維持することは、どんなに素晴らしい練習手順を用いることよりも「よほど重要」ですので、一つの練習法でうまくいかない場合も「深く悩んだりせずに」色々な練習法を取り混ぜつつチャレンジしてみましょう。
 書籍にある練習手順のうち、その考え方はそのまま「飛鳥カナ配列」でも流用できます。それについては後述します。


 まずは、書籍に沿って一ヶ月(?)、じっくりと【タッチタイプによって、特定の入力法を習得する】ことにチャレンジしてみてください。
 ちなみに、「JISX4063つづりのQwertyローマ字入力」と「Qwerty英字入力」を【タッチタイプで】打てるようになってから、飛鳥カナ配列の練習を始めてみると、そこで始めて「ひらがな入力の打ちやすさは、どの入力法を選ぶかによってがらりと変わる」ことを体感いただけるはずです。


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 ……さて、タッチタイプは習得できましたか?
 「手書きよりは速く書けるようになったよ!」というぐらいに成長しましたら、それでひとまず習得成功とみなして良さそうです。
 では続けて、「飛鳥カナ配列」を習得するために、この書籍をどう活用するべきかについてのポイントを記述します。

第1課 BT練習の準備(pp.5-16)

 この課にある内容は、入力法が何であってもそのまま適用できます。
 ひとまず、復習するためにもう一度目を通しておくことをお勧めします。
 また、この本は増田式練習法の「初期練習」をサポートしていますが、後のほうにある「スピードアップ練習」などのように、入力法に関係なく使えるコンテンツもあるはずです。詳しくは著者である増田さんにお問い合わせください。
 ただし、p.16に書かれているホームページアドレスは現在廃止されていますので、以下のアドレスにアクセスしてください。
 http://homepage3.nifty.com/keyboard/

第2課 ローマ字かな入力のBT練習(pp.17-55)

 ここでの練習は、直接「飛鳥カナ配列」に応用することはできません。
 第3課を練習した後から「例文」のみを使うことは可能ですので、ひとまず始めはここを飛ばしてください。

第3課 英文タイプのBT練習(pp.56-92)

 飛鳥カナ配列は、英文タイプと同じく「一回の操作で、一個の文字を出す」方式なので、全く同じ性質を持つ「英文タイプ」の練習法をそのまま流用することができます。


 p.58には、左利きの方が練習する順序についての考察があります……が、ここは気にせず「自分にとってやりやすいほうの手から練習する」ことが重要でしょう。
 キーボードは「右手のほうがタッチタイプしやすいように、キーが下のほうほど右にズレている」ように見えますし、左利きの方でも「右手のほうが器用に動く」という方もいらっしゃるようですが、全ての方にとってそう見えるとは限りませんから、一概に「利き手がどちらだからどうこう……」と決めてかかることはできないように思います。
 また飛鳥の場合は、左手のほうが器用に動くかたのための「レフティ飛鳥」も提案されていますので、気になる方は調査してみることをお勧めします。
 「右手と左手のどちらから先に練習するか」という問題を除けば、その他の練習手順は「書籍のまま」使うほうがよいと思います。


 飛鳥を練習する場合は、まず「そのまま打ったときに出る文字」を第3課の方法で練習します。
 たとえば、p.62の始めでは「K」という文字について練習することになっていますが、飛鳥の場合は「K」の代わりに「い」を出す練習をすればよいわけです。
 第3課の中では「ローマ字の復習」という部分がありますが、ここはひとまず無視してください。この時点で習得しているひらがなを使って、適当に造語し練習すればよいのです(造語する場合は、通常練習と同じように「学習対象文字が後に来る」言葉を作って練習すると良いかもしれません)。


 「そのまま打ったときに出る文字」を第3課の方法で練習し終わりましたら、全く同じ手順で「右親指(変換)キーと一緒に打つと出る文字」と、「左親指(無変換)キーと一緒に打つと出る文字」についても、第3課の方法で練習します……つまり、第3課の方法を3回使うことで、飛鳥を習得することができます。

(繰り返し)第2課 ローマ字かな入力のBT練習(pp.17-55)

 第3課を練習し終えましたら、第2課に戻って「例文」のみを使って練習します。
 飛鳥カナ配列は、ローマ字入力のような「子音→母音」という2手順を踏んで「ひらがな入力」をするというスタイルではないので、第2課にある「特殊な並び順の50音入力」にこだわる必要はないと思われます。
 この並び順の練習に違和感を感じないのであれば流用してしまうほうがやりやすいでしょうし、この並び順に違和感を感じたのであれば「普通の50音順で」練習しても構わないと思います。
 増田さんでしたらここで「飛鳥向けの最適な練習法」を提示されるのかもしれませんが、それをここでやってしまっては「増田式のコピー」になってしまいますので、ここでは紹介しないことにします……というか、もし必要でしたら、増田さんにリクエストしてみる方が良いかもしれません。

(繰り返し)第3課 英文タイプのBT練習(pp.56-92)

 第2課を練習し終えましたら、ふたたび第3課に進んで「例文」のみを使って練習します。
 注意すべき点は、先に第2課のための説明で示したことと同じです。

第4課 ローマ字かな入力のスピードアップ練習(pp.93-142)

 ここから先は分量が多いので、練習漏れを防ぐためにも「指示されているとおりに練習する」ほうが良いかもしれません。

第5課 かな漢字変換入力のスピード・アップ練習(pp.143-192)

 こちらもとにかく分量が多いので、練習漏れを防ぐためにも「指示されているとおりに練習する」ほうが良いかもしれません。

第6課 BTマスター後の世界(pp.193-204)

 この課は、主に「ローマ字入力での工夫」や、「その他の入力方法」について書かれています。
 飛鳥を習得した後で読み直すと、ここで「増田さんが何を言いたかったのか」を、より深く理解できるかもしれません。



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 以上、ざっくりと説明してみました。
 詳しいことは「書籍と一対一で確認して始めて解る」様に書いていますので、実際に書籍を手にとってご確認ください。