久しぶりに焼肉屋で飯を食った
行き先はここ……って、こんな写真では何も解らないですな^^;。地図ならば地元民にはわかるのだろうか……。
元々はえらく評判が悪い(食中毒事故とか、味が酷いとか色々あった様)ことで有名だったためか、「マンモス坂の下にある焼肉屋」といえば大体通じるっぽいです(注:地元民全員にとって通じるかどうかは知りませんのであしからず^^;)。
前に一度入って酷い目に遭ったのですが、最近看板に「ラストオーダー:終わるまで」とか「オーナーが変わりました」とか書かれていて、妙に気になっていたんですよね。
で、そんな中チャレンジャーな弟君が同店に行った結果、「普通の店に様変わりしてる。っつーかサービスメニューが良い」という話を聞いて、とりあえず行ってみることにしました。
店の名前は「大吉亭」だったかなぁ……前々から「○○亭」という名前を同じ場所で見かけましたし、同一商圏内に類似名の焼肉屋(それは仙臺ホルモン亭)とか焼き鳥屋(それはやきとり大吉)があるので、けっこう「怪しさ満点」な名称だと思います。
……で、店に入ってみました。やっぱりオーナーは別人のようです。
いろいろ飲み食いしましたが、飲食代は3500円/人で収まったので、この手の飲食店におけるコストパフォーマンスとしては「普通」ですな。幹線道路から離れている&評判の悪い場所なので人があまり入らないという悪条件があるにしては、十分良い感じかと。
それと、なぜか焼きガキ・ホタテ・刺身といった海鮮類が「サービスで」出てくるのが面白いなと。メニューにあるもの自体は若干割高な気がするのですが、差額分をきちんと吸収できるだけの品質なので、これは結構感じが良かったです。
店長が独自に仕入れてきたり、釣ってきたりするとか……仕入れの品目が安定しないらしくて「メニューには載せていない=料金を取らない」らしいのですが、鮮度については十分信頼できそう(私は海鮮類を生に近い状態で食すのは日ごろからダメなのですが^^;ここの出し物については大丈夫でした)で、海鮮類が好きな人にとってはかえって安くあがるかも。
そのほか、弟君経由で聞いた話では「ホルモンだからといって放るもん(食中毒の原因になるかもしれないギリギリの部位)を客に出したりはしない」とか「うちに上カルビはない、あるのは特上カルビだけだ*1」という感じのコメントがあったようで、そういうあたりを聞くにしても「品質改善に賭ける情熱」が感じられて、意外と興味深かったです*2。
「話題になるほど(/特筆すべきほどに)美味な店か?」と言われると、それは多分Noだと思います。あくまでも品質は「普通」ですから。
とはいえ、「地元民が利用するに値する店か?」といわれれば、それは多分Yesでしょう。サービス業に関わる人であって、前の店のヒドイ業態を知っている人ならば、一度は行ってその変わり様を参考にするべきだと思います……と、それぐらいに変わっています。
そういうわけで、「マンモス坂の下にある焼肉屋」の具合を確かめてみたい方は、一度行ってみるといいかもしれません。
個人的には「ようやく手近なところで真っ当にカキを喰える店を見つけた」ので、極端に流行ってもらっては困るのですが^^;、この調子ならば年末まで待たずに「あるべき客数を獲得した営業」ができるようになるだろうなぁ……と思います。
一度その「場所」が失った「信頼」を回復するためには「何が」必要なのか、ということを体験する、ちょうど良い機会になった気がします。
この感触と経験を、他の何かに生かしてみたいところです。