秋月かな配列改4案4・W-ZERO3の変則キーに対応、カナ並びはシンプルなままで。

 W-ZERO3では中段と下段が一つずつ右にずれています……要は「(濁点シフトの)Lが最右端にある」のですが、これで「LY」とか「LU」を打つと、容易に指が死ねるという致命的欠陥がありました。
 で、それをカイゼンするには頻度の低い「小シフト(L)」と「濁音シフト(J)」を入れ替えるのが手っ取り早いので(いいのかそれで)、それをやってみることにしました。

 この頻度表を元に、少しばかり入れ替えてみました。

左は母音を「えおあいう」で統一。
右は母音を「おあいうえ」で統一。

無シフト面
けこかきく おあいうえ
てとたちつ わ゛★小
ねのなにぬ んっ

★シフト面
れろらりる そさしすせ
めもまみむ ×よやゆ
へほはひふ をー

゛シフト面
げごがぎぐ ぞざじずぜ
でどだぢづ
べぼばびぶ

小シフト面
××××× ぉぁぃぅぇ
××××っ ×ょゃゅ
ぺぽぱぴぷ

(※小シフト面に「ッ」を追加。)

 暗いところでも使えるようにするとなると、シール対応のみでの目視検索には問題がありすぎるので、そのあたりに多少考慮してみました。
 「きくちつ」が全て左手人差し指に集まっていたりする点は微妙ですが……他に良い折り返し方法を思いつかなかったもので。

で、早速姫踊子草の定義を書いてみた。

visible=1←この行は常に先頭に置き、かつ削除しないでください。
' 
' 
' 配列名:秋月かな配列改4案4.hmo_kana
' シフト方式:右手ホーム段キーによるプレシフト
' 参照先:http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20060703/1151852429
' 
' 変換有責者:かえで(yfi) yfi@eurus.dti.ne.jp
' 
' 
' 
StrokeMode=1
TypeModeDefault=14
' 
' 
' 無シフト面
' けこかきく おあいうえ
' てとたちつ わ小★゛
' ねのなにぬ んっ、。
=
qwertyuiop	け$こ$か$き$く$お$あ$い$う$え
asdfgh	て$と$た$ち$つ$わ
zxcvbnm,.	ね$の$な$に$ぬ$ん$っ$、$。
' 
' ★シフト面
' れろらりる そさしすせ
' めもまみむ ×よやゆ
' へほはひふ をー
=k
qwertyuiop	れ$ろ$ら$り$る$そ$さ$し$す$せ
asdfgjkl	め$も$ま$み$む$よ$や$ゆ
zxcvbnm	へ$ほ$は$ひ$ふ$を$ー
' 
' ゛シフト面
' げごがぎぐ ぞざじずぜ
' でどだぢづ
' べぼばびぶ
=j
qwertyuiop	げ$ご$が$ぎ$ぐ$ぞ$ざ$じ$ず$ぜ
asdfg	で$ど$だ$ぢ$づ
zxcvb	べ$ぼ$ば$び$ぶ
' 
' 小シフト面
' ××××× ぉぁぃぅぇ
' ××××っ ×ょゃゅ
' ぺぽぱぴぷ
' (※小シフト面に「ッ」を追加。)

' 
=l
yuiop	ぉ$ぁ$ぃ$ぅ$ぇ
gjkl	っ$ょ$ゃ$ゅ
zxcvb	ぺ$ぽ$ぱ$ぴ$ぷ


2006年8月20日15:53:51追記

 W-ZERO3で使える改4案4の定義を公開し忘れていたので、これは本日公開しました。

 ファイルをミニSDカードのルートフォルダに解凍すると、ルートフォルダ上には「_key」で始まるフォルダが多数出現します。
 このミニSDカードをW-ZERO3に刺してからTascalRegEditなどのレジストリエディタを起動し、「AKIDUK44」レジストリW-ZERO3に読み込ませます。
 最後にリセットボタンを押して再起動してください。

 ローマ字入力レジストリはJIS X 4063に近い定義として「LX4063」(LはXと見なす)と「JISX4063」(LはRと見なす)を用意してありますので、どちらかを同じ手順で読ませれば復帰できます。
 MS-IMEオリジナルの定義は同梱できないので、完全復帰をする必要がある場合は予めレジストリの[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IMEJP\3.1\RomaDef\MS-IME]
をバックアップしておく必要があります。

 簡易練習用のテキストを追加しました。PDFのp.14にあります。