飛鳥、公称17人目の使用者現る!

(言及:[入力機器]キーボードとかマウスとか。)
 飛鳥を試したとお書きになった方&実際に使った方を合わせて「公称16人(ハンドル名などでの識別が可能な方のみの合計)」だとばかり思っていた飛鳥ですが、また一人「飛鳥の仕掛けにピンと来た」方がいらっしゃる様です。


 しかし、配列を変える理由(というか、配列を選ぶ視点)ってやっぱり人それぞれですね……私の場合、一番最初は

 NICOLA配列(…古くは純正親指シフト配列に遡るよな…)の持つ「親指シフトキー」のメリットは非常に大きかったものの、こと入力の感触を大きく左右する「い」「う」「ん」「っ」「ょ」「ー」の打ち心地が(AZIKと比べても)とにかく悪く〜(以下省略)
(from http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_asuka.html )

なんてネガティブ方面から移行を決意したのですが^^;
 #というか、何度「飛鳥文書」を読んでも飛鳥のメリットが理解できなかっただけなのですが^^;


 daybreak-crowさんはそのあたりをさくっと理解されたようで、

ちょっとしたカルチャーショックでした。
「頻出する多数の単語や言い回し」を元に、というのが一番衝撃的だった。
(from http://d.hatena.ne.jp/daybreak-crow/20060329/1143639528 )

とポジティブ方向で飛鳥を発見されたそうです。
 そういえば、鈴見咲さんも姫踊子草の動作概要ページで

 飛鳥配列:理想の配列を親指シフトに求めて
 NICOLA 配列はもちろん、 TRON 配列すら飛び越して清音と濁音の位置関係すら撤廃し、入力しやすさを追求した配列。
(from http://hp.vector.co.jp/authors/VA011751/software/himeodorikosou/overview.html )

と書いていらっしゃるわけで。
 みんないいなぁ……というか、私はそういうのに気づくのが妙に遅いらしいですね^^;。


 今のところ、飛鳥に関しては「使い続けている人」よりも「他の(より自分にとって合うと思う)配列に向かう」方のほうが多いところは気にかかるのですが^^;、ひとまず飛鳥が覚えられれば「そうか、別の配列を覚えるのって無理なことではないんだな」という重要な点を体感いただけると思いますので、まずはがりがり練習していただいて、がりがり日記を更新していただければうれしく思います。
 もちろんRayさんは飛鳥の設計者だけに、「飛鳥の使用をやめる」事があれば悲しむとは思いますが……私はむしろ「飛鳥の評価をしていただけること自体がそもそも重要」だと思います。例えば「入力方式の移行をするなんて無理!」と思い込んでいらっしゃる方を「説得」しても仕方がないわけで、やはりここは「自分で調べて、納得して始めていただく」以外に方法はないわけですし。
 #今のところ「ローマ字入力Onlyに戻した」という方を拝見していない辺りは結構興味深いと思います。戻すどころか「自作」配列に移行するorより難しいと思われる漢直系などに移行する方が多いあたりも含めて。


 ……って、また脱線してしまいましたorz
 daybreak-crowさんは、早速コンテンツを作成されています。
 Rayさんが「作っても飛鳥では目視でカナを探せない」と言っていた&私自身に作成するだけの技量がなかったために、いままでは公開系では存在していなかった(と思う)「キーボード貼付用配列シール」。21c207と21c290の2版について、それぞれ数字段を2パターン分用意していただいています。
 http://brokenwords.oh.land.to/aska.pdf
 画面表示用の配列表としては既にitouhさんが飛鳥:きりんシステムを公開されていますが、一方でこちらはキーボードへの貼り付けを前提にした「ノーカットラベル紙」対応の印刷用シートとなっています。
 しかもレジストレーションマーク(断裁トンボ)が見やすい(インクジェットプリンタで印刷しても識別しやすい/不透明定規を使ってもカット位置を合わせやすい)タイプなので、手作業でカッティングする場合であってもキレイに切りやすいのが良いですね。
 こういうシートを見ていると、わざわざタッチタイプできるNICOLAユーザーな方が、なぜにキーボードシールをありがたがるのかが良く解る気がします。愛着がわくというか、そういう性質が「キープリント」にはあるのかもしれませんね。


 あっ、飛鳥を使っているとそのうち「です・ます」調にかわるかも?
 飛鳥の特徴というよりもQwertyの数少ない欠点の一つなのかもしれませんが、Qwertyローマ字では「DES」のあたりでどうしても嫌な運指が出がちなので、意識して使っていないと「です・ます」調を避けてしまうところがあるように思います。
 日本語文の入力を前提に考えられた配列であれば、まずそういう問題は当然解決されている(私の自作配列を除く^^;)わけでして、ここはぜひお試しいただきたいところです。

 母音と子音がきちんと分離されているローマ字入力系配列では、もちろんこういうことは起こらないわけで……しかもQwerty系のAZIKはこれを嫌って「DS→です」の定義がありますし。
 一方で「だ・である」調の場合は「DA」も「DE・ARU」も打ちやすさはそう悪くないので、自然とそちらを選択しがちになるのかなぁ……と思ってみたり。
 Qwertyと日本語の組み合わせでのみ発現すると言って差し支えないように思います。


 では、今後も快適な入力ライフを満喫されることを期待しています〜。


 #そうそう、タイプライタのバーが絡むネタは冤罪らしいですので、とりあえず http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/280542 をご一読いただくと良いかもです。