W-ZERO3用の交互打鍵ローマ字【CORONA】、定義をちょっと変更して確定。
(過去:【corona】そのまま乗せるのは無理なんですね……仕方がないのでW-ZERO3専用にする。)
(過去:W-ZERO3用交互打鍵ローマ字入力「コロナ(corona)」(注:まだ未製作)──かつての「ローナ」関連メモ──)
具体的には、
- 一打鍵ローマ字入力「ローナ」で同時打鍵時にのみ出力できる定義となっている「ゃゅょん」を本定義では排除(逐次打鍵でこれがあってもあまり使いやすくなかったので)
- Qの割り当てを「っ」から「ん」に変更。
……という感じです。ゆえにこういう盤面に。
W-ZERO3のキー盤面
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 − 退 Q W E R T Y U I O P 飛 A S D F G H J K L 変 Z X C V B N M 上 変 制 字 空白 , . / 左 下 右 (ズレに関してはW-ZERO3と同じに表現してみた)
子音キー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 − 退 ん わ □ ら た や □ □ □ ぱ □ さ だ ふぁ が は じゃ か 小 ざ しゃちゃヴぁ ば な ま 上 変 制 字 空白 , . / 左 下 右
母音キー(ひらがな)・互換母音キー(カタカナ)・Y互換キー・「ん」専用キー・記号類
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 − 退 ん □ え □ □ や う い お □ 飛 あ □ □ □ □ □ □ ア 小 変 オ イ ウ ヤ □ □ エ 上 変 制 字 空白 、 。 ・ 左 下 右
綴りの中では交互打鍵が実現するように、JISX4063(JISローマ字綴り)に対して次のルールを拡張しています。
-
- 子音の後に来る「や」は「Y」「V」どちらでも良い。
- 子音の後に来る「あ」は「A」「K」どちらでも良い。
- 子音の後に来る「い」は「I」「X」どちらでも良い。
- 子音の後に来る「う」は「U」「C」どちらでも良い。
- 子音の後に来る「え」は「E」「M」どちらでも良い。
- 子音の後に来る「お」は「O」「Z」どちらでも良い。
ただし、交互打鍵とはならない互換定義については規定していません。
よって、完全定義ならば上記ルールに従い「KK」で「か」が出るべきなのですが、この定義ではそれを行うことができません。
ローマ字定義用のREGファイルは下記のパッケージに入っています。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/keylayout/bin/akiduki.lzh
この中身をSDカードなどに解凍し、W-ZERO3に刺してください。その後でTascalRegEditなどのレジストリエディタを用いて「corona03.reg」を読み取って、ハードウェアリセットかソフトウェアリセットをすれば設定完了です。
#作業前に、ローマ字定義をバックアップしておくことをお勧めします……一応、
- 「JISX4063.reg」──JISX4063定義、「L」は「ラ行」
- 「LX4063.reg」──JISX4063定義、「L」は「小書き文字行」
というローマ字定義を用意していますが、MS-IMEに付属の定義よりは不足していますので、あまりアテにすべきではないかと。
まぁ、そういうわけで。
互換キーの覚え方。
母音と互換母音が同じ結果となることを「なんとなく」感じ取るための練習用ワードがあればいいかなぁ……と思って書き出してみることにしました。
かえで式の理屈を流用して「母音→同手子音→互換母音」の順番で書いています……しっくり来るまで打ってみて、大丈夫でしたら次のワードへ……という感じで、順にやってみる方がよいかもしれません。
より細かく練習する場合は、「異手子音→母音→同手子音→互換母音」となるように頭に反対側の手で打つ子音を打ってから練習するといいと思います。
(「いぎ」の場合、正規母音を交互打鍵で打つには[wrtsdfzxcv]を前置すれば交互打鍵になりますね……一例のみ下記に書いています。)
- 一文字はほぼ交互打鍵で打つ(「あいうえおんっゃゅょ」は別規則)。
- 綴りをまたげば交互打鍵は途切れることがある
- 一打をほぼ同時押しする感じで打つ
……と、ここを念頭に置きつつやってみてください。
「い(i/x)」
- いぎ──igx
- ゐぎ──wigx
- りぎ──rigx
- ちぎ──tigx
- しぎ──sigx
- ぢぎ──digx
- ふぃぎ──figx
- じぎ──zigx
いぎ──xigxいぎ──cigx- ヴぃぎ──vigx
- いひ──ihx
- いじ──ijx
- いき──ikx
- いぃ──ilx
- いび──ibx
- いに──inx
- いみ──imx
- いぴ──ipx
「う(u/c)」
「お(o/z)」
- おご──ogz
- おほ─ohz
- おじょ──ojz
- おこ─okz
- おぉ──olz
- おぼ──obz
- おの──onz
- おも──omz
- おぽ──opz
「あ(a/k)」
「え(e/m)」
- えせ──esm
- えで──edm
- えふぇ──efm
- えゑ──ewm
- えれ──erm
- えて──etm
- えぜ──ezm
- えしぇ──exm
- えちぇ──ecm
- えヴぇ──evm
まあ……
「やってみてください」というのは正しくないですな。
自分がこれで練習しているから「私はそうやっています」なのか。