「私的」文字頻度表を元に文字入力練習をするメリットについて考えてみるテスト。
(過去:下駄配列で練習)
(参考: 個人文字頻度表、で、一応結果…1-gramのみ。 )
(参考: 個人文字頻度表、kanji2naやkakasiなどの読み精度が不安なので… )
(参考: W-ZERO3用かな配列、秋月配列・改1版 )
もともと目視検索での「見ながら入力」を目的として作った「秋月かな配列」ですが、実際これを使っていて一番最初に覚えたのは、結局高頻度文字(単打鍵で打てる部分)でした。
ほとんど打鍵練習していなくとも(打鍵練習という行為をまったく考慮せずに使用していても)高頻度文字は覚えられることが割りとはっきりと認識できた瞬間だったのですが、良く考えてもみれば
高頻度文字は始めから打鍵しやすい位置・打鍵しやすい方法に割り当てられている
ことが新配列系共通のお約束なわけで(そう配列されているのだから当然なわけですが^^;)、これをうまく利用すれば「高頻度文字だけでも先に覚えてしまう」という練習方法もありなのではないか?と考えてみました。
当然人によって「高頻度文字」の順位にはばらつきがありますので、ここはひとつ「マイ文字頻度順」にしたがって打鍵練習してみてはいかがだろうか、と。
私の場合はmorogramで解析した頻度のうち「いうんしかとてなのはにすたできくっまがるもこつじれりよーあらけ」までのみをテキトーに覚えていまして(実際には微妙に異なる)、最近ではこの順序で試し打ちをするようになってきています。
なぜ「マイ頻度」である必要があるか?というと、これは単純に
人によって良く使うキーは微妙に異なる、ゆえに優先順位の高いキーから打ち心地を試そうとするならば、五十音順ではなくマイ頻度順の方がより速く体感できるのではないか?
というあたりから来ています。
もちろん誰かが作った頻度表を元に練習したとしても「高頻度部分に関しては」そう大きく変わらないのですが、低頻度になり行くにしたがって頻度順はバラつきが大きくなります。
できれば自分で書いたドキュメントを片っ端から集めて漢字仮名変換(kakasi・mecab・kanji2naなど)を行い、頻度集計(Morogram)し、その結果を表計算ソフト(openoffice.orgなど)で並べ替えてみる方が良いかと思います。
#ここには「自分で作ったものには愛着が湧きやすい」というあたりも絡んできます……こういうことを一旦やってからキー配列を触ると、予備知識無くキー配列を触って悪戦苦闘することなく「早い段階で」キー配列の特性をつかめる可能性があります。
とはいえ、初心者の方にいきなりこれをやってもらおうとするのは酷かもしれませんね……漢字仮名変換と表計算ソフトはGUI版(Windows版)があるものの、頻度集計をするソフトはCUI版しかないようですし。
うーん、どこかに「テキストを食わせると勝手に漢字仮名変換をして、勝手に集計をして、勝手に並べ替えをして【テキスト内の文字頻度】を表示してくれる」ソフトって転がっていないものなのでしょうか?……いや、需要がほとんど無いでしょうからあるわけはなさそうですね……むむむ。
#そうそう、「マイ仮名頻度」を食わせるとそれに準じた打鍵練習ができるソフトも欲しいかも……って、余計に望み薄ですなorz
うーん、かえで式を作るのは少し早すぎたのかも?
いや、単にかえで式を「マイ仮名頻度」でラッピングしてやればいいのか?
あっ、かえで式は「キーの並び順に〜」があるからダメか。
……アアドウスレバ。
#そんなわけで、下駄配列の練習はこの方法でやっていたりする……と。