キー配列を宣伝する方法論(激甘ですけれども)

(言及先:■M式ソフトの展示場にいってきました―M式ユーザーの方から―)


 姫踊子草作者の鈴見咲さんは、御自身のblogにて「子供が自尊心を持てるかどうかのチャンス」という記事をお書きになっています。
 http://suzumizaki.blog6.fc2.com/blog-entry-61.html


 この記事を見た上で私が思いますに、まずは全ての人にM式を…「ではなく」、今までタッチタイプが出来なかった人にこそM式を…というスタイルが宜しいのではないでしょうか。
 JISかなやQwertyローマ字入力の否定論はあえて表には出さず、それらを習得できなかった/それらでは満足できなかった人を引き込む方が、より効果的かと。


 また、PCのことを殆ど知らない人にこれを進めるというのはなかなか骨が折れますから、考えをひっくり返してみるというのもありかと。


 JISかなやQwertyローマ字入力が出来る人を捕まえては、「いまタッチタイプを習得できずに困っていらっしゃる方は居ませんか?もしいましたら、M式という方法があることをお伝えいただけませんか。」という…って、能動的に捕まえてきては拒絶される可能性がありますよね。


 ええと…例えば売り場に
 「キーボードアレルギーな方にお勧めの【処方箋】を用意しています。」
 「ご家族・ご友人で、日本語入力ができず困っている方にお勧めです。」
という横断幕かポップを貼るなりして、「既にタッチタイプ出来ている人」を経由して「まだタッチタイプできていない人」にM式の存在を知っていただく…というのが、一番良さそうな気がします。
 JISかなやQwertyローマ字入力を否定するのではなく、もっと単純に「タッチタイプ出来る人(M式の存在を他の方に教える人)」と「タッチタイプできない人(M式の存在を知っていただきたい人)」とに切り分ける方が、教える側に立つ「(配列は一切問わずに)タッチタイプできる」人にとって、イヤな感じや違和感が生じないだけに、かえって良いのではないかという気がします。


 ここ最近、カナ系での簡単入力をウリにしていた「ナラコード」の会社が見あたらなくなっていまして、危機的状況というか、チャンスというべきか微妙な状況ですから(いや、ナラコードのユーザーさんにとっては間違いなく危機ですね…)、余計にそう思うのです。

 #…といっている間に、無事ナラコムのページが復活