旧JISカナと親指シフトとQwertyロマかなと携帯かなめくりの「打鍵密度比較」
(言及:そんなに速く打てますか?、親指シフトウォッチさん(root))
かな打!さんのところで「そんなに速く打てますか?」と題して、旧JISカナとQwertyロマかなと携帯かなめくりについての打鍵密度比較を行っています。
(というか、携帯のかなめくりで親指一指のみを使った場合、あの速度をたたき出すというのは、さすがに人間技じゃない気も…)
このjavascriptでは打鍵数と打鍵速度のみを見ていて、実際に鍵盤を叩く画像はない(…というか、この場合は必要ないように思う)のですが、「これだけ打鍵数が違えば、いくら旧JISカナの運指範囲が広いからと言っても、批判の対象になるのは間違いだよな〜」という気がしてきます。
指の移動距離(動線)が長くとも、その分打数が少なければ相殺できる訳ですし。
かな打!さんのスクリプトを引用するたびに書いているような気もするのですが、やっぱりNICOLA(日本語入力コンソーシアム)の動画は「総打鍵時間を統一」にした方が良いと思いますよ…改めてそう感じさせるものがありましたし。
2005/05/23追記。
実はこの文書を書いた当初、本件タイトルは【旧JISカナとQwertyロマかなと携帯かなめくりの「打鍵密度比較」】でした。
その後、かな打!のshinoさんはスクリプトを再調整をされたようで、「親指シフトの打鍵例を追加」「かなめくりの打鍵速度を若干下げる」とされました。
打鍵速度勝負だったNICOLA(日本語入力コンソーシアム)ページの動画とは違って、より「一人一人の個人が打つときの打鍵感覚に近い」内容となっているはずです。
旧JISカナや新JISカナ、あるいはNICOLAの様なカナ系配列が持つ快適さと、Qwertyローマ字入力、あるいはAZIKやACTなどのような拡張ローマ字系配列が持つ快適さは、また別のところにあるはずです。
日本語入力をする場合に、入力時のトップスピードが「配列ではなく人に依存して決まる」とするならば、ただ単に「メチャクチャ速く打鍵できる人が居る配列を選ぶ」とか「原理的にはメチャクチャ速く打鍵できるはずの配列を選ぶ」などと言うのではなく、もっと「自分の目的や出来ること、許容できない事などを考慮した」日本語入力が選ばれて当然のはずです。
そういう意味では、このように総打鍵時間を揃えるという手法が、何よりも「誰にでも受容され、納得できうる資料」になるのではないでしょうか。
また、この方法ですと、他の入力方法を使っている人が見ても嫌みな感じなどがせず、より動画に対して興味を持ってくださるはずだと思います。