「濁点ポストシフト」と「半濁点ポストシフト」の返納先について。
先月半ばに20世紀に置いてくるべきだったもの…それは恐らく「濁点ポストシフト」と「半濁点ポストシフト」なのだと思う。を書いたのですが、実はここでとんでもない勘違いをしていたことをご指摘いただきました。
該当記事(?)をお読みいただいた方のために、念のため訂正させていただきます。
当時は、現「カナモジカイ」の山下芳太郎氏とBurnham Coos Stickney氏の両氏による「カナタイプ(成立は1923年2月)」を指して「ポストシフトを考案した両氏に〜」と書いていたのですが、それより前に黒沢貞次郎氏による電信用タイプライタ(電信用としては1917年6月に使用開始、成立は1901年2月)の方が明らかに早く、また確かに濁点・半濁点ポストシフトを使っています。
参考資料はこちら。http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~yasuoka/publications/ISCIE2003.pdf
ついでに書くと、これってきちんとWikipediaにも…うわっ、書かれてないですな。
ひとまず、以上の通り訂正させていただきます。
KoichiYasuokaさま、ご指摘いただきありがとうございました。
このような誤記がありましたら、なるべく早くに訂正をさせていただきますので、その際はどうかご連絡いただきますようお願いいたします。
さらに追記。
さらにKoichiYasuokaさまより補足いただきましたので、次いでこれらのリンクも引いておきます。
- 電信電話記念日…なにやら微笑ましい話が載っています。
- モールス符号(@Wikipedia)…和文と英文用のモールス符号に関する解説。