次の「飛鳥配列%Wikipedia」用メモ、訂1。

 どうしても簡単にはいかないので、再びちょっとだけ纏めてみました。


 冒頭。


 飛鳥配列(あすかはいれつ)とは、コンピュータ上で日本語入力を行うために用られる、カナ系キー配列の一つである。正式名称は、新親指シフト配列「飛鳥」。

 「飛鳥」命名の由来は、かつての配列案にて「L」に偶然「すかあ」の文字が集まっていた事による。それ以前には名称が定まっていなかった。日本と日本語を大切にしたいという思いで「飛鳥」と命名した後は、初心を忘れぬ為にとこの名称を使い続けている。


 …以下、2-329〜2-334に関する私流解釈2回目(というかメモ)…相変わらずまとまってませんな。

  • ハード側から見た飛鳥
    • 飛鳥制作の動機は、1999年頃に「親指シフト式のいい加減な配列」を打鍵して得た感動が元となっている。
    • 親指シフト方式を採用しているため、文字を入力するためには「文字キーを単独で打鍵する」「右親指シフトキーと文字キーを同時打鍵する」「左親指シフトキーと文字キーを同時打鍵する」の3通りの打鍵方法をとることとなる。
    • カナ文字と一部の記号のすべてを「3段30キー程度の文字キー」と「2つの親指シフトキー」のみで打鍵できるという特徴とあわせて、これらの基本的な特徴はNICOLAと同様である。
    • しかしながら、シフトを押すタイミングはNICOLAと若干異なる。
      • NICOLAは「同時シフト」である。シフトキーを押しつつ文字キーを2打すると、2打目は(シフトキーが押下されていないものと見なして)無シフト面側の文字を採用する(システムによっては例外もある)。
      • 飛鳥は「みなし同時シフト」である。シフトキーを押しつつ文字キーを2打すると、2打目も(シフトキーが押下されているものと見なして)シフト面側の文字を採用する(システムによっては例外もある)。
        • 【メモ】飛鳥の公式サイトなどでは「シフトの連続」「連続シフト」と表現されている…こちらの表現を使うべきか?
  • 配列側から見た飛鳥の漢語(固有名詞、音読み、拗音、外来語)対応。
    • カナ系配列では解りづらい漢語対応であるが、主にローマ字系の拡張入力案で容易にその姿を知ることができる。
    • (M式ページにあった)カナの単独出現率データを参考に、「いうんし」を「表のkdjs」に置くなどすることから始めた。始めからフルスクラッチで配置換えを行っていて、ほかの配列をベースにしてはいない。
    • 初期の課題は「規則が安定している漢語音読みを打ちやすくすること」であり、これは容易に実現した。
      • まず、多くのカナが「い・ん」を伴う2音漢語(音読み)となるため右手ホームに。
        • 頻度が低い「け・め」は同じく右に。運指的に問題はないから、JISカナと同じ位置に置いた。
      • 漢音(音読み)は1〜3カナ、シンプルな規則性、例外なし。故に対応は容易だった。
        • 拗音の前は「きぎしじちぢにひびぴみり」のみ、3語はこれに「う」が付くのみ。
        • 2語の「オ段かな」+「ウ段かな」のセット、もしくは2音目が「ういんちきつく」のパタン。
  • 配列側から見た飛鳥の大和言葉(訓読み)対応。
    • 「みなし同時シフト」を採用することにより、左シフトが続く大和言葉の打鍵感を「面倒なもの」から「楽なもの」に転換している。
    • 漢語対応の優先順位は高く、大和言葉(訓読み)の対応は漢語対応の隙間を縫って行うしかない状態であった。
    • 大和言葉には規則性が無い為、一手を打ちやすくすると他の手が逆に打ちづらくなるおそれがある。また漢語対応を崩すわけにはいかない。従って、あらゆる手を試さざるを得ず、配列を確定させることが困難であった。
    • 打鍵評価は口語、文語(ニュース・放送大学・写本)ともに長期間行っている。配列が確定に近づくにつれて、次第と悩みの種は大和言葉のみに絞られていくこととなった。
    • 配列の更新は1999年頃から始まり、2005年1月13日(木)15:45:05に【飛鳥21世紀-290】をもって確定した。未だにいくつかの小改訂案が提示されているが、それらは「使用者が好みに応じて使用するべきもの」とされていて、公式版の更新を意味しない。


 うーん…まだまだすっきりとした纏めにはなっていませんね。
 もう一度出直してきます…。