キズパワーパッドの間違った(でも良い感じの)使い方。
http://www.jnj.co.jp/consumer/bandaid/products/medicaltools/index.html
キズパワーパッドってこんな感じの代物で、基本的には「かさぶたが出来る前に貼る」ものです…って、既に有名だろうから紹介なんて不要か。
私はこれが発売されて以降、これとクイックヘルプ(止血専用に短時間使用するもの)以外は使っていません…というか、この2つがあればまずは心配無用って感じ。
http://www.jnj.co.jp/consumer/bandaid/quick.html
…で、かさぶたが出来てしまった場合にはどーするべきかとゆーと、普通に思い浮かぶのは「かさぶたが出来たままで貼り、そのまま完治するまで貼りっぱなしにする」事なのですが、これだとかさぶたがあるときと同じく、傷口が治ったときに凹み気味になったり、稀に傷口が化膿する事もあります(雑菌の温床になるらしい)。かといって「乾いたままの」かさぶたを剥がしてから貼る…ってゆー選択肢は取りたくないですよね、痛いし。
そんなときはどーするか。
とりあえず流水で洗って(もちろん消毒厳禁)、水気を拭いて、キズパワーパッドを貼ります。
48時間ほど後には比較的傷が治り、なおかつかさぶたが分離するので、頃合いを見計らって「そーっと、ゆっくりと」剥がします。
…まぁ痛いのですが、かさぶたをそのまま剥がすよりは遙かにマシですし、かさぶたを剥がすときにもあまり出血せずに済みます。
そしてまた流水で洗って(もちろん消毒厳禁)、水気を拭いて、キズパワーパッドを貼ります。
後は5日間くらい(もしくは剥がれるまで)放置推奨です。
…こうすると、そのままかさぶたを放置しているよりも早く綺麗に完治します。
とりあえずは「かさぶたが出来てしまってもあきらめるな!」ってことで。
特に冬場は「かさぶたと乾いた皮膚とが引っかかって再度出血する」とか「お風呂に入るたびに極端に傷口がしみる」とかゆー問題が起き勝ちですが、そーゆー問題を簡単に解決できます。
おそらくお医者さんが視たら「そんな方法を紹介するな!」とか言いそうですね…
でもいいよ。確実に治りは早いし、この方が痛みは少ないし。
#あ、キズパワーパッドに関しては乳幼児(2歳未満)への使用厳禁(取説に記載あり)で、ついでに皮膚が弱い(極端にかぶれやすい/テープに皮膚が負ける...など)人も使えません(始めの粘着力は弱いのですが、剥がす頃にはかなり強くくっついていますので)。
ちなみに、キズパワーパッドとクイックヘルプを使う場合は、可能な限り使用前に「新しい創傷治療」を視ておく事をお勧めします。
http://www.asahi-net.or.jp/~kr2m-nti/wound/
この2点の製品化前から「こういう製品/材料が治療に使える」とゆーネタと対応症例を数多く掲示していて、特に治療経過写真を見ると「どこまでは自家治療で良くて、どこからが外科診療に頼るべきか」って点や、「どうすれば安全に、痛みを伴いがたく傷を治せるか」という知識を得る事が出来るので、とても勉強になります。
…ってゆーか、もう「家庭用傷口消毒剤」なんて販売停止にするべきではないかと。
少なくとも「傷を治すためには」全く使えない代物だから、「傷口の消毒」とゆー用途への医薬品認可は速攻で取り消すべきではないかと思うのですが…。