キー配列にもアフォーダンスは必要…?
「嘘配列」でローマ字逐次打鍵をしてみて思ったのですが、どうにも「ローマ字入力+拡張母音キー」とか「ローマ字同時打鍵式入力」とかいう方法論は、少なくとも一般的に「誰にでも受け入れられる」ほどに成熟した代物ではないようですね…。私はAZIKへの移行に半年かかってしまいました(注:それは私がトロいだけ)し、移行後も発音キーの多さに疲れつつ打鍵していましたから(異なる視点で見れば…「(早く、ではなく)速く打てる、という事以外のメリットがなかった」のです)。
そんな反省を元に、ローマ字入力を覚えるための基本原則「まずは、入力所要時間を半分にするために、 A E U I O Y N の7キーを覚えること」を何の変更もせずに適用でき、なおかつ母音拡張なんて面倒な概念は一切意識しなくても、誰でも平等にかつお手軽に「母音拡張使用時並の打鍵性を確保できる」配列を作ろうと思い、サクラエディタでいたずら書きしつつ3分位で出来たのが、「嘘配列」の基本になる「小いえー/あおうん/ょゅっゃ」の並び方だったとゆー訳です。
(嘘配列の「嘘」ってのは、母音キー群の上段に並んだ「小いえ」がローマ字では[LIE]である事に由来しています)
もともとこの「通常母音キーの連綿打鍵による偽母音拡張キー化」とゆー考え自体は前々から持っては居たのですが、さくら配列や和ならべ配列などを見てもピンと来るものが無く、どうにもイメージできていませんでした。
今回上手く纏まったきっかけは、間違いなく「ベム配列(@ASAさま)」ですな。配置指針と配列がセットで提示されていて、しかも母音拡張が何度も差し替えられている様を見た瞬間に「これだっ!」と思った訳です。
もちろんベム配列の配列指針(小指を極力使わない)をそのまま使いこなす事など、私にはどうやっても出来ないので、素直に上記の通りに連綿打鍵性のみを確保して二重母音キー(ai/uu/ei/ou)を排除した訳です。閃きのみの配列にしては意外と綺麗に纏まった様な気がして、個人的には満足していたりします。
実際に叩いてみて、「ああ、これならローマ字逐次打鍵も悪くはないなぁ」なんて思ってしまいました。
だからといって飛鳥配列から移行したりはしないですねぇ…このままでは明らかに飛鳥より劣ってるし。
…さて、私がこの配列(の母音群側)に仕込んだアフォードは、正しく生きてくれるでしょうか?