NICOLA(=親指シフト)で簡単に「ちょっwwwおまっwww」とかを書く方法。

 英数・かなキーなどを使わなくとも、ロマかな特有の母音略記文字列を書くだけであれば、以下のような方法で対処することが可能です。
 親指シフトは「ちょっwwwおまっwww」とかを書くのが面倒だからヤだ……とかいう理由で選択肢から外されるのは情けないので、そのあたりへの対策ということで。
 設定にひと手間かかりますが、入力そのものはシングルステップで行えるようになります。


 ちなみに……こういう表記が解らないという方のためにいうと、母音略記はロマかなにおいて「(意味が通る範囲で)打鍵数を減らす」ための、一種の工夫です。
 ただし、それが一種の表現文化になってしまった以上は、「だからロマかなは打鍵数が多くて(以下略)」などと否定することは無意味で、いっそのこと配列定義を変更して対応してしまうほうが、よほど手っ取り早いと思われます。


 ただし、私が母音略記をしていたのは、10年前(10代の頃)の「ですます略記」ぐらいでして、イマドキの母音略記にはちょっと付いていけなかったりするのですが……空気から取り残されている感じを受けつつも、とりあえずやり方を記録してみることにします。

姫踊子草/繭姫の場合。

  • 必要であれば、MS-IMEATOKの設定などで、英字の出力設定を「全角優先」にしてください。
  • 姫踊子草用の【小指シフト=英字】定義ファイルを用意する。
  • Shift+CapsLockを押して、CapsLockを掛ける。
    • 姫踊子草/繭姫は、MS-IMEの動作と等価で、シフト+英字で【英字モードに移る】→シフトの押下状態に沿ったシフトモードで英字入力→シフトの単独押下で【かなモードに戻る】という動作になっている点に注意。
  • CapsLockがかかっている状態で「Shift+W」を押すと、CapsLockによる大文字化がShiftにより反転して小文字化し、小文字の「w」が出る。
    • 途中でShiftを離してしまうと「wWW」とかになってしまうので、「www」のようにしたい場合はShiftキーを押し続けながらWを押します。
      • 英字を打ち終わったら、Shiftキーを単独でOn→Offすると、かな入力モードに戻りますので、文章中に英小文字を交ぜて一括変換する……という操作も可能です。

やまぶきの場合。

親指ひゅんQの場合。

  • 必要であれば、MS-IMEATOKの設定などで、英字の出力設定を「全角優先」にしてください。
  • ↑のやまぶきと同様の設定ファイルを、自力で書く。
  • 「Shift+W」を押すと、小文字の「w」が出る。
    • 小文字で「www」と連続して打つ場合には、「やまぶき」を使うほうが楽かもしれません。

備考。

 小文字の「w」だけなら「小指シフト面の一部を書き換える」だけでいいのですが、「wktk」とか「kwsk」など色々と使おうとするのであれば、「小指シフト面の全部を書き換える」ほうが、応用が効いて良さそうな気はします。
 これからNICOLAを始めようとする方は、おそらく「小指シフトを使って半濁点を出す」方法を取る方は少ないでしょうから、余った小指部分の定義をこういう方法で再定義しなおすと、小指シフト部分をより有効活用できるのではないかな……と思います。