標準時間の採取方法(案/翌日分)

結論は最後の方にあるので、途中は読み飛ばしてください……orz
※「配列ごとの標準時間」を測定しよう、という考え方をしてみることに。よって、配列ごとに算出される「標準時間」は異なってきます……もう泥沼にはまるのは覚悟の上ですとも(ioi)。


 基本的な考え方はコレ。

 各配列に存在する「無理・無駄・ムラ」を再現するため、4キーずつ叩いて中取りする。

 ちょうど、反復横跳びのようなイメージで……
 「一つ前のアクション」「測定対象開始アクション」「測定対象終了アクション」「一つ後のアクション」の4アクション(≒姫踊子草での4定義、拗音分離系かな配列では4カナ)を10回ほど【素振り】する。
 次に、10回また繰り返して、繰り返した部分のみを正規の値として採用する。
 値として採用するのは、あくまでも間に置いた「開始アクション→終了アクション」の値のみ。


 たとえばJISかな配列において【たていすかんな】という文字列の打鍵時間を細切れ測定する場合、【てい】を測定する場合には【たていす】を10回打鍵して、その記録から【てい】のみを抜き出す、という感じ。
 【たていす】という文で使われる【てい】では、「て」の前に「た」があるし、「い」の後には「す」が来る……これは多分【こていつ】という文で使われる【てい】とは打鍵時間が異なるはず(キーの打鍵時間はその前後にあるカナに依存して変わる&キーの打鍵時間はカナの連接や性質によって変わる)なので。
 

  • 実際に試用したことのない配列についても計測する必要があるので、「本番配列で」これをやる。
  • カナの特性によって打鍵速度が変わる(飛鳥における「倍速打鍵」の話、アレは他の配列でも有効
    • JISかなの使用者がいまだにそれなりにいて、小書き文字の打鍵に違和感を感じない人が多い理由もそれかもしれない。
  • 濁点・半濁点も同じ性質を持つので、やはり「他の配列で代用打鍵」ではまずいのかもしれない。

JISかなで【たていすかん】を測定する場合

 文字列の前後に「逆手中指中段で表現できる文字」を追加する

  • 中指シフト系の場合、先頭には「逆手中指中段で終わるかな」を追加。最後尾には「逆手中指中段で始まるかな」を追加。
    • あくまでも「アクション単位(≒姫踊子草/繭姫での最小定義単位)」とする。対象配列によって「総アクション数(操作数)は異なる」が、最終的には積算するので気にする必要がない。
      • 濁点分離系配列(JIS系かな、TRONの半濁点)の場合、濁点・半濁点はかなに含めて「一文字=2キー=1アクション」
      • 拗音合成系配列(姫踊子草、下駄、ロマかななど)の場合、拗音節も含めて「1定義=複数キー打鍵=1アクション」
      • 同時打鍵系配列の場合、「1かな=1アクション」


 測定時に用いる文字列は次の通りとなる。

  • 【のたていすかんし】
    • (先頭には左手「た」の逆手中指中段で「の」を、最後尾には右手「ん」の逆手中指中段で「し」を追加する。)

「たて」の測定。

  • 【のたてい】
    • 【のたてい】を10回素振り。
    • 【のたてい】を10回測定。
    • たて】の打鍵間隔のみを抽出し、10回分を平均。

「てい」の測定。

  • 【たていす】
    • 【たていす】を10回素振り。
    • 【たていす】を10回測定。
    • てい】の打鍵間隔のみを抽出し、10回分を平均。

「いす」の測定。

  • 【ていすか】
    • 【ていすか】を10回素振り。
    • 【ていすか】を10回測定。
    • いす】の打鍵間隔のみを抽出し、10回分を平均。

「すか」の測定。

  • 【いすかん】
    • 【いすかん】を10回素振り。
    • 【いすかん】を10回測定。
    • すか】の打鍵間隔のみを抽出し、10回分を平均。

「かん」の測定。

  • 【すかんし】
    • 【すかんし】を10回素振り。
    • 【すかんし】を10回測定。
    • かん】の打鍵間隔のみを抽出し、10回分を平均。


 で、最後にここまでで算出した打鍵間隔を積算すれば、「JISカナにおける該当連接の標準時間は」算出できる、と。
 #えーと、標準時間法の考え方からすると、かなり間違っている可能性が高いと思います^^;


 というか、こういう測定をするとなると、ほぼ悪夢確定なんですよね……とりあえずは短い文字列&メジャーどころからやってみる方がいいのかも。
 もっとも、「予備素振りを10回したくらいで玄人のフリをした値が得られるか?」というあたりについては結構微妙だったり。


 飛鳥の「です」とローマ時の「LK」を同じ時間になるよう倍率調整する?←いらない。


  

標準時間……

 Google - 標準時間 標準作業
 生産管理講座 - IE(Industry Engineering)
 標準時間法による入力方式別スピード比較実験
 説明に関しては本日(4/14)夜に……実はうまく説明できる自信が微妙に足りていなかったりorz←2.5hr探し回って成果なしでした……ううっ(ioi)。

メモ。

 「参考にならない」という意見が付いていて凹んだので、かな入力ひらがな入力ローマ字入力の冒頭に「ローマ字入力←→かな入力」の切り替え方法を記述した。



 飛鳥アンシフトのみを対象とした【ナンセンスシラブル】、「月配列で有意な文字列となるシラブル」「ローマ字入力で有意な文字列となるシラブル」を作成して試してみれば、何かヒントが浮かぶかもしれない?
 いずれにせよ「最もコストが掛かる入力部分に引きづられて」入力速度が落ちるようにも思う……とはいえ、それでは飛鳥の「です。・ます。」あたりがうまく表現できないし、ローマ字入力の「YOU」とかも同じだし……どうしよう。

  • 逐次打鍵、先押し3シフト、濁点分離。電卓っぽい操作感を目指す。
゜゛っょゅ ×□□□□
ーS3S2S1ゃ ×□□□□
××××× ×□□□□