電源トランスメモ。

(未来:「却下されることを前提で」トランスやさんに見積もり依頼を出してみた……。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:電源ノイズを「安全に・広帯域で」測定する方法について考えてみるテスト。 - 雑記/えもじならべあそび)

 AC100Vの一時側一次側はRSまたはTSのどの極が接地されているかは解らない(というか誤配線されてる場合がある)から、トランスの一時側一次側では接地できない。
 でも、トランスの2時側二次側は勝手に基準点を決めて接地できる……から、2次側100Vの中点を宅内アースに結ぶ。アースから見たポジネガは、それぞれ逆極性の50Vずつになる。

2008年4月30日0:48:12追記。

 交流のままである限りは、基本的に対地電位差は気にしなくてもよい(トランスかコンデンサを通過しない限りは、S極が直流的に接地されているので、R極とT極は「S極を基準にして、接地抵抗と設置線路抵抗の合成抵抗に対して電流が流れるために電圧が発生し、その電圧を中心点として交流電圧が発生する」だけの話)……のだけれど、ややこしいのは「トランスかコンデンサを通した後」。ここは1次側とは直流的に接続されていない(抵抗値無限大ではないが、十分に抵抗値が高いため、電荷がたまりっぱなしになる)ため、「普通の片相接地AC100Vでは対地電圧が十数V」出てきてしまう場合がありえる。これはシャーシをアースすれば「見かけ上は対地電圧と同じにできる」のだけれど、根本的な原因がそのままなので、ノイズを生む原因になる……のかも。
 これを中点接地AC100Vにすると、それを受けるトランス自体の1次側中点は中点電位になるし、2次側がの正負同電圧の正負電源を取り出す場合はこの中点とも合う……とすると、2次側は接地されていなくてもほとんど電位差を生まないし、接地されていれば接地の効果がはっきりと現れる……のかも?
 ……このあたりはよくわからんのだけれど。
 ノグチトランスの2PM2-500WS(19,042円)を、プライマリ・セカンダリをひっくり返して使えば、とりあえず1次側に100V/絶縁/2次側中点接地で100V出力として使えそうな気がするのだけれど、漏電遮断器とか配線材とかを手配するのはちょっと面倒だよなぁ……。
 とりあえず、Crown/D-45(90W)、Mackie/1402VLZ3(25W)、dbx/DriverackPA(25W)、テレビ(約100W)、Onkyo/SE-U55X(ACアダプタ、20W、光接続によるアース分離用)、Sony/PlayStation3……という感じの付加だけを接続するなら、ぎりぎり容量は足りそうな気もする。
 実験するかどうかは、とりあえずわからないので放置することに。
 #コスト的に考えると、いわゆるプロケーブルトランスというのは「(D-45と同程度の上乗せしかしていないので)コストパフォーマンスは悪くない」感じ。ただ、内部配線がどうなっているのかわからないので、今回の実験用途にはちょっと合わないかも。