ネットワーク効果に関するメモ。

 人の進化の過程には、「細かいことは気にしない/差がなかったことにする」という、微妙な揺れを無視するという能力(行動?)が大きくかかわっている。
 これはネットワーク効果が「とてつもなく大きな範囲ではたらく」ために作用していて、ネットワーク効果がそれ自身を高める結果を生み出している。
 ……とすると、けん盤配列やらオーディオやらにおける状況に適用するためには「ネットワーク効果が必要な部分については(絶対に攻撃することなく)そのままにして、ネットワーク効果が及ばない(→手元環境のみの)範囲に限っての改善を試みることを薦めるが可能であると説明する」という方針が、一番かつ唯一スッキリするのかもしれない。
 問題は、「ネットワーク効果を自宅でも適用する(→習いなおしのデメリットがない)ことが普通なのに、それを無視してまでネットワーク効果が効かない方法を手元環境で構築する必要があるのか、という点についての説明が行いづらい(誰にでも理解できうる説明方法がない)」というところか。