かえで式スピーカーセッティング……というか、地震対策の成れの果て。
(未来:dbx Driverack PAを使って「音の焦点(?)」をプラセボ少なめで調整するための配線案(マニュアル・サウンド・フォーカスのための実験回路)、その4。 - 雑記/えもじならべあそび)
(未来:プロケーブル語の「音の焦点」「音響」メモ。)
(未来:音響メモ。)
(未来:音楽/音響がらみのメモ。)
(未来:「プリアンプやミクサがあるから音がよくなる!」というわけではない……らしい(?)。)
(過去:プロケーブル方式の特許スタンドについて、以前のスチールラックスタンドを組み直してテストしてみた結果から思うこと、一般の家庭で導入する場合の障壁、相手先ブランド供給(OEM)の可能性について。)
(過去:音響ネタについてのメモ(0:55AM記録開始、7:59AM記録終了)。)
(過去:プロケーブル方式「音響理論」に関するメモ。)
(過去:プロケーブル謹製のスピーカスタンド登場!)
(過去:実際に「簡易スピーカスタンド」のテストをしてみた。)
(過去:(メモ)簡易スピーカスタンド……はどうしようか。)
(関連機材: http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20070926/1190816547#20070926fn5 )
(過去:「音の焦点」をプラセボ少なめで調整するための配線案(マニュアル・サウンド・フォーカスのための実験回路)。)
(過去:「音の焦点」メモ。)
(過去:メモ。@2007年10月16日)
(過去:CROWN/D-45関連クイックレビュー。)
(過去:「スピーカの置き方」メモ。)
プロケーブル方式スタンド(によりアフォードされて出来るスピーカーセッティング)は個人的には導入してみたいと思った……ものの、家族に嫌われて鬼門化するのはさすがに困るので、ちょっと困っていました。
そんな中、あの30kgもあるクソ重いDiatone/DS77zを何度も台から上げ下ろししていて、ふと試してみたのが↓の単純セッティング。
(2007年11月9日6:01:04追記──スピーカスタンドを使って浮かせる場合、スピーカ底面についても延長線上に部屋背面角が合うようにセットできれば、そうするほうが「よりしっくり来る」かもしれません。)
いわゆる「直方体のマジック」は使っていない(というか、3次元的な傾斜すら利用していない)ので、当然従来的な定在波による影響は受けますし、角にスピーカーを置いているので床・側壁面・奥壁面の3面からの反射によって「強烈に低音の量感が増強される」ことになります。
ただし、直方体の部屋に対して短辺方向にスピーカーを並べる場合に限っては、↓の方法に近い角度でのセッティングは可能なので、あの角度(ITU-R BS.775-1)*1での聴き心地に満足しているのであれば、結構いけるんじゃないかなぁ……と思ってみたり。
スピーカーの角度が結構急になる可能性はあるので、スピーカーの後ろに(ホームセンターなどで適当に探してきて)転倒防止用の足などをねじ止めしてやる必要はあるかもしれません。
スピーカーの下に置く物については、仮設であれば文庫本などでよいと思います。本格的に設置するにしても、そうそう金は掛けずにテキトーに済ませればよいかと。
……で、うちでテストしたときには、↓な感じでやってました。
↑は正面です……なんと間抜けなorz。
↑は正面下部です……なぜか「マーフィーの法則」と「インターネットはからっぽの洞窟」が下敷きになっています。
↑は揚角です……正三角形の紙を貼っています。だいたい15°位でしょうか。
↑は振りの角度です……スピーカーの背面に辺を接している「正三角形の紙」の一辺が、部屋側壁面とおおむね並行になっています。
部屋側壁面に対してスピーカの背面がおおむね60°傾いている……ということは、スピーカの側壁面は部屋に対しておおむね30°の角度になっていることになります。
両方のスピーカが30°ずつ内振りになれば、リスニングポイントから見たスピーカの振り角度は2つ合わせて60°ということになるわけで。
ぴったり60°に合わせたければ、スピーカの背面側か前面側のどちらかについて「角への合わせこみ」をやめて、角度優先でセッティングすればよいと思います……けど、個人的にはどちらでもよさそうな気はします。やってみた感じでは、部屋に合わせてしまうほうが「スピーカが部屋になじんでいる」気がして好きです(注:明らかにプラセボだと思いますけど^^;)。
……で、本当は当初「スピーカーの天面の延長線」ではなくて、「スピーカーのうち、ボーカル帯域が出るところ」を部屋の角に対面させようとしていた……のですが、これをやると結構微妙です。
これも実際に写真をとってみました。
↑のように、IEC傾斜転倒テストの要求角度(15°)をはるかに超える傾きになってしまいます。
↑こんな感じ……30°ほど傾いてしまっています。この状態で15°傾斜転倒テストをしようと思ったのですが、ほんのわずか傾けただけで、重心がスピーカの底面から外れて転倒モードになってしまいましたorz。
DIATONE/DS-77zの傾斜許容角度は、後方については30°強……ということで、そこから15°の余裕を見て、実際のセッティングでは15°傾斜に抑えるべき、と言う結論に。
そこで、「天面を部屋の角に対面させる」ということにしてみました。
個人的には「スピーカーのうち、ボーカル帯域が出るところ」を部屋の角に対面させるほうが、好きな音が出てくれたのですが……安心して音楽を聴けないようではお話にならないので、以上のような経緯を経て「スピーカーの天面の延長線」を、部屋角に向けるような角度にすることにしました。
……とはいえ、先にも書いたとおり、これは「直方体のマジック」を利用したものではないので、角度についてはお好きなように……としか、言いようがないのかもしれません。
具体的な寸法を明示するのが面倒なので、狙うべきポイントだけを示した……と、そんな感じです。
……誰もこんなことはやらないだろうなぁ……とは思ったのですが、個人的なメモとして記述しておくことに。
#ちなみに、スピーカは「傾きをつける前の状態」で、部屋奥壁面からだいたい400mm、部屋側壁面からだいたい200mm離した状態で置いて、そこから傾けました。