読書、読書、読書。
- 作者: 麻生太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/10
- メディア: 新書
- 購入: 23人 クリック: 1,402回
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- 現役外務大臣によるもの。
- 日本という国について美化しすぎだと思う(コンセプトとしては好きなので、もうこれは感覚的な差というか……)。
- 日本という国について失望している人は、これを一度読んで「中和を試みる」とよさそう。
- p.187にあった「夢を持つ自由(freedom that can have dream)」というのは、興味深い視点だと思う。「言論の自由(free as in "free speech";政治的その他の理由で制限されることがある)」でも、「空気と同じ意味で自由(free as in air;大気汚染の悪夢を省みていない印象が出てしまう)」でもなく、よりローレベル・根源的・不可侵なところにある自由の姿だな……と。
- 全般的に「爺さんが孫に夢を語る」雰囲気が……著者が「祖父から口伝で受け継いだイメージ」を再現しているのかもしれない。世代の離れた若者に「急に受けはじめた」理由は、つまりはそういうところなのかも。
- 【軽く読める】部類に入ると思う。読み落しを気にせず読めば、全体を1時間ぐらいで楽しめると思う。
- 作者: 坂村健
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2007/03/12
- メディア: 新書
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- 「(ucodeを使って)全ての物質に背番号を振ろうよ!」と言っている人によるもの(→非決済方面で、おそらくQRコードの役目を引き継ぐようになると思う)。
- 「他所の国は、軍事予算が(カネを生まない)基礎研究を支えている。日本では対応する基礎研究用予算が乏しい」。
- 「自らの力で、利益を生む【差】を生み出そう。ブラックボックスから利益は生まれない」。
- 「必要なものは【革新】。【木を見る部分最適】から【森を見る全体最適】への移行が必要」。
- 「【パーフェクト】は捨てて、【ベストエフォート】に切り替えよう」。
- 内容は一揃いケーススタディ。(TRONプロジェクトを少しでも知っていれば)目新しいところはあまりない。
- ベースの話はITRONつながりらしく、BTRON関連については(読み落しがなければ)書かれていない。
- 【イノベーション】を無意識に【技術革新】と訳してしまうような人は、絶対に読むべき。
- 【軽く読める】部類に入ると思う。読み落しを気にせず読めば、全体を1時間ぐらいで楽しめると思う。
英語は日本人教師だから教えられる―アルファベットから始める英語教育改革試案 (新書y)
- 作者: 上西俊雄
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2004/04
- メディア: 新書
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英語は日本人教師だから教えられる―アルファベットから始める英語教育改革試案 (新書y)
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- 英和辞典の製作者によるもの。
- 「日常的に英語を浴びる環境にいない限り、会話能力優先の公教育方針はムダ」
- 「ALTの導入は、コスト対ベネフィット比が悪いからムダ」。
- 「英語のアルファベットは表音文字」……って、きちんと対応してるのはドイツ語ぐらいだと思ってた(いや、ドイツ語も良く知らんのですがorz)。
- 「現行の中高6年教育でダメなら、その時点でメソッドがおかしい……ということに気づくべき」
- 「公教育での英語教育は【日本語を見つめなおすため】【本格的な英語習得のための基礎固め】にやるもの」
- 必殺スペルチェッカーは「音のまま綴りを書いてしまった過ちを検出する」ためのもの、それはつまり「音と綴りがリンクしている」ということ。
- スペイン語とイタリア語は、文字一つ一つが音にほぼ対応している。
- フランス語では、母子音を組み合わせた「ローマ字表様綴りの一つ一つ」が、それぞれ音に対応している。
- 英語は「発音を惑わせる、変なつづりの単語(shibboleth;pp.144-156)」を除けば、発音とつづりの関係は比較的まとも(まともじゃないのだけを丸暗記せよ、という意味なのかも)。
- アルファベットも(かなと同じように)表音文字としての役目がある……ゆえに、「記述者によって綴りがぶれている」日本国内のローマ字表記は(表音文字としての役目を果たしていないから)変だ。
- 【若干重い】部類に入ると思う。読み落しを気にせず読んで、全体を2時間ぐらいでつかめるだろうか。
「読書」という行為について、ふと思ったこと。
- 買った本に対しては「いつでも読み返せるのだから、1回目で全てを咀嚼する必要などない」という気持ちで読むと楽。
- 同じ日に再び読み返すと「読み落しを見つけて不安になるかもしれない」ので、それは避けるほうが良い。
- 興味がない部分を読み飛ばす場合に必要なので、あらかじめ「目次」だけはまじめに読むほうが良い。
- 本を読むときは、【パーフェクト・レベル】の理解を背負わずに、【ベストエフォート・レベル】の理解でいいと割り切ろう。
- 心理状態や体調によって「目に飛び込んでくる・すんなりと理解できる・驚きを得る」部分は毎回異なるので、日を置いて何度か読み返そう。